ごらく趣造

ボードゲーム遊んだり作ったり。

【ごらく趣造】「Take That Toy! そのオモチャちょうだい!」の2人プレイバリアントルール
2024/11/20 0:01
ブログ

「Take That Toy! そのオモチャちょうだい!」は3~5人用のトリックテイキングゲームですが、2人でも遊べるルールを考えましたのでゲームをお持ちの方は是非挑戦してみて下さい。

 

  • ゲームの概要
    2匹のネコがオモチャを集めていると野良ネコがやってきました。
    野良ネコは気まぐれにオモチャあつめの邪魔をして来ます。
    野良ネコの邪魔をかいくぐり、より多くオモチャを集められるでしょうか。
     
  • ゲームの準備
    1)オモチャカードをシャッフルし、プレイヤー2人に手札として10枚ずつ配ります。

    2)プレイヤーとは別に「野良ネコ」用にカードを10枚配ります。
        このカードは裏向きのまま束にして「野良ネコ」の山札とします。

    3)残ったカードから1枚開いてプレイヤーの見やすい場所に置いておきます。
        この開いたカードの色が切り札になります。余りのカードは使用しないので端に分けておきます。

    4)「野良ネコ」の山札から3枚開き、横に列になるように並べます。
        これを「野良ネコのタイムライン」とします。
     
  • 野良ネコのタイムライン
    「野良ネコのタイムライン」は「野良ネコ」がカードを出す順番を示しています。
    「野良ネコ」は必ず一番左にあるカードから順に出していきます。
    タイムラインのカードは、山札が無くなるまで常に3枚になるように補充されます。
    プレイヤーはお互い、「野良ネコ」が出すであろうカードを2つ先まで見えているので、カードの種類を揃える情報として常に把握しておきましょう。
  • ゲームの遊び方
    最初の手番は「野良ネコ」から時計回りに進めます。
    以降はトリックを取ったプレイヤーから手番を続けます。
    「野良ネコ」のカードを確認したら、プレイヤーは通常ルールと同じようにメイフォローのトリックテイキングで進行します。

 ◆プレイヤーがトリックを取った場合
  「野良ネコ」のカードも一緒に取り、自分の前に種類別に並べます。

  通常ルールと同じく、同じ色が4枚以上になるとバーストして流れてしまいます。
  バーストしたカードはシャッフルし、1枚は対戦相手に、もう1枚は「野良ネコ」の山札の一番下に差し込みます。
  ※「野良ネコ」の山札がない場合は山札から開いたとみなして表向きに置きます。

  5色すべての種類が揃っていたらそのプレイヤーが勝利します。

 ◆「野良ネコ」がトリックを取った場合
  「野良ネコ」はプレイヤーのように自身の前にオモチャカードを集めません。
  出されたカードをすべて回収し、捨て札になります。
  次の手番は「野良ネコ」が最初にカードを出します。

※新たな手番に入る前に、「野良ネコのタイムライン」にあるカードを左にずらし、「野良ネコ」の山札から1枚開いてタイムラインの一番右に置きます。

  • ゲームの勝敗
    通常ルールと同じく、より多くオモチャカードの種類を集めたプレイヤーが勝利します。
    カードの種類が同じ数だった場合は集めたカードの枚数で勝敗を比べ、それも同じ場合は同率勝利となります。
     
  • TIPS
    「野良ネコ」の手札が見えている分、少し先まで展開を考える必要があります。
    「野良ネコ」はオモチャを集めていないので、「野良ネコ」にトリックを取られた場合すべて捨て札になり、プレイヤーの手札には戻りません。
    そのため、「野良ネコ」がトリックを取りそうな時は、相手が集めたがっている色をあえて出して「野良ネコ」にトリックを取って貰うのも戦略です。
    逆に「野良ネコ」の出す色がわかっているので、バースト狙いで対戦相手に同じ色を押し付けることも考えられます。