アソビツクース

株式会社ツクースのボードゲームレーベル「アソビツクース」です。

モリノカエリミチができるまで
2023/11/20 22:55
ブログ

すごろくゲームが作りたい

まずはその気持ちで作り始めました。
パズル要素を入れようというのも初めから決めていました。
最初のイメージとしては、ハリーポッターの魔法学校の動く階段。
あんなふうにルートが変わってしまうものを作ろうと思っていました。

スライドさせよう

というわけで、ルートがスライドしたらどうか?と作った最初のモックがこちら。

現在のものよりタイル枚数もずっと多いです。
そして、ルールの最大の違いはサイコロではなくカードでルートを決定していました。
5色のカードが各色8枚くらいずつあって、それをシャッフルして山札とし
手札を5枚ずつ持って手番中3枚を使うというルールでした。

カードとダイスを行ったり来たり

最初にカードにした理由は、相手の手番中に次のルートが考えられるということ。
最近は長考が忌避されやすいので、そこは重要だと思っていました。
しかし、カードの枚数次第ではリシャッフルが生じたり、実際のところ何枚にする?
ワイルド(好きなマスを選べる)にするには、同じカードを2枚出すというルールもありましたが、これだとアクション数が減ってしまう。
いっそのことダイスにしようか!すごろくなんだし!
ダイスなら5色とワイルド目が作れるし。
でも、手番になるまで何をするかわからないから長考になっちゃうから・・・
と、ダイスとカードをいったりきたりしました。

決め手は!

あるときカードでテストプレイしてもらっていた時に
秘匿情報があると、親子で遊んでいるときに忖度しづらいと言われました。
ダイスならオープンなので、親が子供にアドバイスしやすいと。
こういう可愛い見た目のゲームですし、当然親子にも遊んでほしい。
確かに!と思い、ダイスに舵を切りました。
長考問題に関しては、結局のところタイルがスライドしたり自分の行きたいマスに相手のコマが置かれたりするので手番になるまでルートを決めることはできないからそんなに変わらないという結論に至りました。

だから親子に遊んでほしい!!


というわけで、こんなに可愛らしいゲームが出来上がりました。
推奨年齢は8歳以上ですが、小学校上がっているくらいの年齢でしたら、親御さんのサポートがあれば遊べるのではないかと思います。
親子で楽しいボードゲームライフを!