コスメボックス

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【ヨリミチ】ジマンはトリテ?【追加ルールも!】
2022/5/2 15:11
ブログ

こんにちは!コスメボックスです!

ゲムマ2022春新作『駄菓子屋 ヨリミチ』🍬
たくさんの戦利品報告とご感想をいただいております!ありがとうございます!

さて、ご感想を読ませていただく中で、
ヨリミチのジマンはトリックテイキング(トリテ)なのか?」というご意見を複数見かけました。

そこで今回、なぜ私たちがトリテと考えたかを少しお話させていただこうと思います!

結論としては、小さな勝負の繰り返し+手札のマネジメントのイメージを掴んでいただくことが目的で、トリテと呼ばせていただきました。
ただ、トリテ特有の要素は少ないため、紛らわしくなってしまったとも思われます。
申し訳ありませんでした…🙇‍♂️

一方で、「トリテだと思ったのにそうじゃなかった」という悲しい思いは、やはりして欲しくありません!!
そこで本ブログ末尾に、「よりトリテらしい追加ルール」をご用意しました!!!
是非そちらもご覧いただき、ヨリミチを一層楽しんでいただければ幸いです!!

※オリジナルのルールも、もちろん楽しいですよ!自信を持ってお届けしています!

それでは、少々長いですが、ブログ本編に移ります!

 


ジマンはトリテ??

ボードゲームのジャンルを正確に定義することは難しいですが、
トリックテイキングとはひとことで、「小さな勝負(トリック)の繰り返しで、
ポイントを獲得(テイキング)していくゲームシステム」(ボドゲーマ様より)といえます。
非常に人気のあるシステムで、多くのボードゲームに取り入れられています。そして同時に、ルールの幅も非常に広いです!

例えば「メイフォロー」。通常は「マストフォロー」といって、「リード」という最初に出された
カードのマーク(スート)と同じものを出さなければいけないというルールがあります。
一方、「メイフォロー」のゲームでは、必ずしもスートを揃える必要はありません。

トリテ独特の要素をどこまで含んでいればトリテと呼んで良いのか。
これは、語り出すと夜が明けるタイプのやつです(?)。

 

※参考サイト

 

そのため、冒頭に記しましたように、
今回は「小さな勝負の繰り返し+手札のマネジメント」というトリテの最も基本的な部分を引用し、
「ヨリミチのジマンはトリテです!」と説明させていただきました。
あくまでゲームのイメージを掴んでいただくためであり、ヨリミチのゲームジャンルをトリテに固定しようという目的ではありません。
しかし結果として、紛らわしい表現になってしまいました。申し訳ございません🙇‍♂️

 

何より、

  • トリテの「リードから順番にカードを出していく」プレイ感
  • ヨリミチの「全員が同時にカードを出す」プレイ感

これは大きく違うものです。
これがやはり、ヨリミチは本当にトリテ?という違和感に大きく関係してしまったのではないかと考えています。

また、「順番にカードを出さなければトリテではない」というご意見も多いかと思われます。
「同時にカードを出す」プレイ感を意識するのであれば、
ヨリミチのジマンは「ニムト」などのシステムが近いかもしれません。

より正確で分かりやすい説明ができるように、これからも勉強していきます!
ご感想をいただきありがとうございました!

 


追加ルール!

さて、トリテの定義は難しい問題とはいえ、
「ヨリミチはトリテとプレイ感が異なるなぁ」という違和感を感じたまま遊んでいただくことは、
やはり作者としても悲しいです。

そこで、よりトリテらしい追加ルールをご用意しました!
ご説明は文章のみで恐縮ですが、楽しんでいただけると嬉しいです😊

※このルールは3~4人用です。

 

その1. 通常のジマンと同様に「場の準備」「掲示板のチップを裏返す」「買った駄菓子を手札にする」を行います。

その2. 手札の枚数が5枚より少ないプレイヤーは、5枚になるように在庫の上から駄菓子を手札に加えます。

その3. 上記のその2で駄菓子を手札に加えなかったプレイヤーは、その2で駄菓子を加えたプレイヤーの人数分、在庫の上から駄菓子を手札に加えます。

その4. 最初のリードプレイヤーをジャンケンなどの方法で決めます。

その5. 以下、手札の枚数が最も少ないプレイヤーの手札が0枚になるまで、トリックを行います。

  1. リードプレイヤーは駄菓子を1枚手札から場に出します。
  2. リードプレイヤーの左隣から時計回りに順番に、他のプレイヤーも駄菓子を1枚場に出します。
    ただし、場に出せる駄菓子は、リードプレイヤーの駄菓子と「味」または「食感」のどちらかが同じでなければなりません!
    ※「味」または「食感」の同じ駄菓子が手札に1枚以上ある場合は、必ず場に出す必要があります。
    ※もし1枚もない場合は、手札を公開した後、好きな駄菓子を1枚場に出します。
    ※ちなみに、プレイヤーは場に駄菓子を出す前に、すでに場にある駄菓子がアタリかどうかを確認することができます。
    ※「さとう太郎」は、「味」または「食感」の同じ駄菓子を在庫の上から5枚を見て選ぶことができます。
    「味」または「食感」の同じ駄菓子が在庫にない場合、好きな駄菓子を1枚選びます。
  3. 全員が駄菓子を場に出したら、得点計算を行います。
    計算の方法については、説明書にある通常のジマンと同じです。
    ただし、リードプレイヤーの駄菓子と「味」または「食感」のどちらかが同じでない場合、得点は0点となります。
  4. 場にある駄菓子のアタリの数によって、以下の方法で「勝ち星」を獲得します。
    ・アタリが0~1枚
     得点の最も高いプレイヤーが勝利となり、貯金箱のチップを1枚「勝ち星」として獲得します。
     得点の最も高いプレイヤーが2人以上いた場合、その中でアタリの駄菓子を出したプレイヤーが「勝ち星」を獲得します。
     アタリがいない場合は、その同点のプレイヤー全員が「勝ち星」を獲得します。
    ・アタリが2枚以上
     得点の最も低いプレイヤーが勝利となり、貯金箱のチップを1枚「勝ち星」として獲得します。
     得点の最も低いプレイヤーが2人以上いた場合、その中でアタリの駄菓子を出したプレイヤーが「勝ち星」を獲得します。
     アタリがいない場合は、その同点のプレイヤー全員が「勝ち星」を獲得します。
     
  5. リードプレイヤーの左隣の人が、次のトリックのリードプレイヤーとなります。

その6. 全てのトリックが終了したら、勝ち星の最も多いプレイヤーがゲーム全体の勝者となります。
2人以上いた場合は、両者勝利です。

 

いかがでしょうか?
初期手札はプレイヤーごとに異なりますが、
順番に縛りがある中でカードを出す」というプレイ感を味わっていただけると思います!

一方で、「オカイモノ」では「他のプレイヤーと違うウワサの駄菓子を買う」ことの重要性が高まり、戦略の幅が広がります!
また、アタリによって場面がひっくり返るドキドキ感も味わえます!

是非、遊んでみて感想をいただけると嬉しいです!

※エラッタ等のご報告も大変助かります。

 


最後までお読みいただきありがとうございました!
『駄菓子屋 ヨリミチ』をさらに楽しんでいただくヒントになれば嬉しいです!

p.s. 通販について、1日足らずで完売してしまいました!ありがとうございます!
再販分のご予約も受け付けておりますので、
是非気になった方はこちらからお申し込みください!

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