負味

劇団を発祥とする製作チーム。
ゲームデザインの指揮を執るのは、元脚本家の暗号研究者。アートワークは元アニメーターの動画クリエイターとグラフィックデザイナーが担当。プロジェクト・マネジメントはゲーム好きの日本語教師。などなど寄せ集めのメンバーが思い思いの案を持ち寄って製作に取り組んでいる。ルールはもちろん、アート、世界観と細部までこだわりを見せる。

■作品ラインナップ
2019年:チーム対戦型カードゲーム「マケランディア」
2020年:排他的論理和モチーフのミニマルアブストラクト「XORIO(エクソリオ)」
2023年:2人対戦用 戦略バトルゲーム「マケランディアⅡ デュエル」

マケランディアの世界 The World of Macelandia
2019/11/21 17:53
ブログ

古代神話集「マケランディック・サーガ」によると、
マケランディア大陸は光の男神マケラと闇の女神ヘルが作ったとされています。
近年では、地質学の発展により、科学的観点からの研究もされるようになってきました。
今回は「マケランディアの世界」について掘り下げていきたいと思います。

 

マケランディア大陸地図


■ マケラキ山 Maceraki

標高7000mを超えるマケランディア最高峰の山。
光の男神マケラの肩甲骨からできたと言われており、古代から神々の宿る山として信仰の対象になってきた。
天界の鉱石マケラティスで作られた石碑が山頂に立っていたが、500年前に人間族の戦士によって破壊された。それによって、光と闇のバランスが崩れ、マケラキ大戦が勃発した。

マケランディア大陸を南北に隔てるマケラキ山脈は、北のマケラキ・プレートと南のワカラキ・プレートの境界にあるのじゃ。
二つのプレートがぶつかりあうことによる褶曲(しゅうきょく)作用で、地層が隆起して山脈が形成されたのだぞ。
近年マケラキ山で見つかっているアンモナイトの化石は、はるか昔にそこが海の底であったことを示しておる。


 

■ ダルム島 Isle of Darum

マケランディア大陸から南へ30kmに位置する島。
かつては海上貿易で繁栄したヴァイキングの町が存在したが、ワカランディア地方からの侵略者によって滅ぼされた。怨念を残して死んでいったヴァイキングたちの亡骸が、ヘル・ソルジャーとなって現世をさまよっている。
島の名前は、発見者である「ダルム・コダヌトゥス」の名から取られた。

二つのプレートの接近によって、毎年6cm北へ移動しておる。
おそらく、数十万年後にはマケランディア大陸の一部になってるじゃろうな。


 

■ キヨスヘイム Kiyosheimr

マケランディア大陸から西へ約200kmの地点に浮かぶ孤島。
妖精族の故郷であり、マケランディアの歴史上もっとも古い都がある。
特殊な魔力によって守られているため、妖精の船以外では辿り着くことができない。
聖剣士アオケンが持つ聖剣アキュバンダルは、この地でしか産出されないケンジウムという金属で作られている。

海底火山の噴火によって生じた火山島じゃ。
歴史上、大陸とは一度も陸続きになったことがないため、島に生息する動物は鳥類しかおらん。
もともとドラゴンは鳥類が進化して知恵を持った動物じゃが、かつてはキヨスヘイムにも棲みついておった。大昔に島へ渡った妖精族の祖先が、ドラゴンを退治して追い出したそうじゃ。
だから、ドラゴンの中には妖精族を嫌ってるやつが多いのじゃぞ。


 

■ ヘルベルグ Helberg

冥界への入り口となる死の山。
死霊使いになるためには、ここで長きにわたる苦行を乗り越えねばならない。
その昔、ケルベロスが番犬として飼われていたが、甘いパンに釣られているすきに、冥界からの脱走者を逃してしまった。それによって、闇の女神ヘルの怒りをかい、地下洞窟の奥底に突き落とされた。

標高4989m。マケラキ山に次ぐ、第二の山じゃ。
900年前、巨大な噴火が起き、周辺の村々が土石流に飲み込まれて、400人の死者を出した。
それ以来、「死の山」と恐れられるようになったのじゃ。
今でも火口からは噴煙があがり、有毒ガスが立ち込めておる。


 

■ 白夜岬(びゃくやみさき) Nightless cape

マケラキ大戦で敗北した暗黒王シオーゼが封印された岬。
真夜中でも陽が沈まないため、光の魔力を最大限高めることができるパワースポットである。

白夜は夏に観測される現象なのじゃが、ここではどういうわけか一年をつうじて太陽が沈まんのじゃ。
妖精の島キヨスヘイムに近いことが影響しとるのかもしれんが、まだ明確な理由はわかっておらん…


 

■ ワカランディア Wakalandia

マケランディアの外の世界。広大な砂漠がひろがる不毛の地である。
砂漠の遥か東に高度な文明が存在しているという噂がある。しかし、新天地を求めて旅立ち帰った者はいない。

なんでも砂漠では見慣れぬ獣に乗った遊牧民族が暮らしておるそうじゃ。
南の沿岸地域には海賊のような連中もおって、ダルム島のヴァイキングを滅ぼしたのはそいつらだと言われておる。
まだまだ世界は広いのう…


 

「マケランディアの世界」について詳しくはWEBサイトで!
マケランディア公式サイト

 




 

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