Y.Seminar

アナログゲーム製作サークルのY.Seminar(ワイゼミナール)です。
2020秋で新作『うっかりペンギン』を頒布予定です。
これまでオリジナルボードゲーム『トレコマ~TRADE×COMMERCE~』シリーズ、『バトルカンパニー~野望の列島~』、『○剣伝説』、『クリスタニアの宝物庫』を制作いたしました。

【19秋新作】クリスタニアの宝物庫制作レポ③
2019/11/14 22:15
ブログ

こんにちは。まだ丁合が終わっていないY.Seminarです(白目)。

新作ボドゲ『クリスタニアの宝物庫』の
制作レポートの続編をお送りいたします。

前回までの記事はこちら
【19秋新作】クリスタニアの宝物庫制作レポ①
【19秋新作】クリスタニアの宝物庫制作レポ②

三回目となりました制作レポですが、
今回はボードについてのあれこれをお送りします。
アブストラクトゲームのボードなので
なにより駒(宝物トークン)との相性が重要でした。

1.サイズについて

まず試作したのはこちらです。
当初はデザインも魔法陣をモチーフにしたタイプでした。
宝物トークンも仮のものですね。



マスのサイズが小さ過ぎると宝物を置く時に指が当たってしまい、
逆に大き過ぎるとスカスカになり宝物を置いた時のラグジュアリー感が薄くなります。

色々なサイズで試作した結果、置きやすさ、美しさのバランスは
1マス35mm四方程度がベストと判断。
7×7マスの250mm四方ボードを作成することに決まりました。

2.材質について

トークンを置くゲームなので以下の条件を満たす材質を探します。

①トークンがつるつる滑らない
②ボード自体も滑りづらい
③置きやすいように小さ過ぎず、取り回しやすいように大き過ぎないサイズ感
④正方形サイズで作れるもの

過去の作品で使用したようなボール紙素材では
①②の点で不適合のためNGとしました。
板に布張りのような処理ができればと考えましたが
やってくれる業者さんを見つけられずコスト的にも非現実的と判断。

『トレコマNEO』で採用したようなシワのつきにくい布も考えましたが、
工数がかかるのと、②と④が厳しく断念。

その後メンバーで色々探し、TCG用マットの業者を発見、
サイズも指定できるとのことなのでサンプルを取り寄せてチェックします。
表面はある程度の摩擦があるので宝物も滑らず、裏面もラバーのためグリップもききます。
柔らかいマウスパッドのような素材感が気に入り、これを正方形にしたものを
採用することに決定しました。完成品がこちらです。



ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回はゲムマも迫ってきたため、ルール説明書の公開などを
予定しています。

また、ゲムマ当日の取り置き予約も引き続き受け付けておりますので
ご興味持っていただけたら是非宜しくお願い致します。