盤上遊戯製作所(びーじーえむ)

愛知県名古屋市で紙の加工業をしている(株)モリカワが、自社で長年培った貼合やロールエンボスの技術を含め、周囲の印刷加工技術者を集めて『盤上遊戯製作所』(びーじーえむ)を結成しました!
ゲームを作る人が求めるクオリティの高い製品作りはもちろん、遊ぶ人の心地よさまで、一緒に考えましょう。

モリカワの森のボド語り~新しい妖精ペイジが来た日~
2019/11/16 20:30
ブログ

【プロローグ・モリカワの森には】
モリカワの森には仲良しの魔女が3人います。
全国から送られてくるボドゲの実を、妖精たちと一緒に魔法で素敵なボードゲームにして、
ボドゲ製作者さんへ送り出す仕事をしています。
妖精たちは森のあちこちで、モリカワの森だけにあるという大事な大事なマッシーンを使い、ボードゲームを作っているのです。

今日は、そんなモリカワの森に新しい妖精が来てくれた時のお話です。

あるお天気の良い日に、ベルとパーシバルは森から出て、草原に来ていました。
モリカワの森で一緒に仕事をしてくれる新しい妖精がいないかと探しに来たのです。
若い職人の妖精を育てていくことも、森のためにはとても大切だからです。

何人かの妖精に話しかけたり、話を聞いたりしました。
興味を持ってくれる妖精は少なくないのですが、なかなか決まりません。

ベル「ちょっと疲れたね。」

パーシバル「休憩しようか。」

と、仲良くコーヒーを飲み始めた時、
向こうから、手に何かを抱えた妖精が勢いよく飛んできました。

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抱えているのはモリカワの森のことが紹介されている雑誌、とわかったのは
かなり近づいてからでした。

その妖精さんは、遠くから飛んできてくれたようです。
ちょっと息が切れているけど、ニコニコしています。
それはとても大切なことだとベルは思いました。

妖精さんは息が整うと「モリカワの森で働きたいんです。」と言ってくれました。
「紙を加工する職人になりたい。」と言ってくれました。
雑誌を読んで、森の工場で働きたいと思ってくれたのです。


ベルはこの妖精さんに済んだ川の青をした職人の羽を授け、ペイジと名付けました。
ペイジとは「若き案内人」という意味です。
モリカワの森の妖精たちにはPaperの「P」を頭文字につける決まりなのです。

こうして職人の妖精ペイジは誕生しました。
若くて、やっぱりいつもニコニコしていて、前からいる職人の妖精たちともうまくやっています。
ベルとパーシバルは、ペイジに出会えて本当に良かったと思いました。