盤上遊戯製作所(びーじーえむ)

愛知県名古屋市で紙の加工業をしている(株)モリカワが、自社で長年培った貼合やロールエンボスの技術を含め、周囲の印刷加工技術者を集めて『盤上遊戯製作所』(びーじーえむ)を結成しました!
ゲームを作る人が求めるクオリティの高い製品作りはもちろん、遊ぶ人の心地よさまで、一緒に考えましょう。

モリカワの森のボド語り~妖精のお仕事~
2019/11/16 20:30
ブログ


【プロローグ・モリカワの森の3人の魔女】
モリカワの森には仲良しの魔女「ベル、グレイス、マーシャ」の3人がおります。
全国から送られてくるボドゲの実を、妖精たちと魔法で素敵なボードゲームにして、
ボドゲ製作者さんへ送っています。
妖精たちは森の工場で、モリカワの森だけにあるという大事な大事なマッシーンを使い、
ボードゲームを作っているのです

そんな魔女と妖精たちの、とある一日を見てみましょう。

ベル「今日、すーっごいボドゲの実が届いたんだよ!」
マーシャ「朝見た、めちゃめちゃ大きいサイズの?」
グレイス「あ、さっきパーシバルが設計部屋に持って行きましたよ。」
マーシャ「大きいボドゲの実、設計図はどんな風になるのかな~・・・」

ペイジ「すいませ~ん」
ベル「ペイジ。どうしたの?」
ペイジ「魔法の指サックが刷り切れちゃったけど、もう新しいのがなくて。」
ベル「グレイス、いつものところにもう在庫なかったっけ?このへんに確か。。。」
グレイス「昨日無くなってると思って、ガムテとかと一緒にマホクルに発注したのが届いて、、、」
ーーーガサゴソガサゴソ
マーシャ「ここにあるじゃーん!届いたまんま置いてあるよ。」
ベル「良かった。じゃあペイジ、それを一箱現場に持ってって置いといてね。」
ペイジ「ありがとーございまーす。」
グレイス「じゃ、じゃあ残りは棚に閉まっておきますね。」
ベル「よろしくー!、、、さてパーシバルにランチ運んであげなきゃ・・・」

マーシャ「ベル、パーシバルは寝れてるの?」
ベル「東の遠い国の設計の妖精も、最近忙しくて寝れてないって言ってたね。」
マーシャ「この時期は仕方ないか~、、、」
パーシバル「寝たよー。2時間だけ。ふぁ~。。あ、もしもし・・・」
3人の魔女(小さい声で)「お疲れ様でーす!!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一方、工場では
ぶぉんぉん。ガシャ。ピピ、ピピピ。ブー。
ペイジ「はい、流してくださーい。」

べーろん、べろん、べーろん、べろん(糊が塗られた紙がベルトコンベアーで流れてくる)
ンクシャ、ンクシャ、ンクシャ、ンクシャ(リズミカルに紙が上から貼られる)
グオン、グーオン、ジャッ、グオン、グーオン、ジャッ、グー(貼られた紙がロールの間を通る

様々な工程の音が、規則正しく、同時に鳴り、
妖精たちは正確に紙と紙を貼り合わせていく。

ピピピピピピピピピピピピピ
ペイジ「ラストです。!」
きゅゅゅぅぅぅぅんドドドド、ド、ド、ド、(マシン止まる)
カチャ、タタタタタ。ボン、じゃ~っ(ペイジ、バケツで水をくむ)

ペイジ「ふう。次は、何だっけな。」
使ったマシンのクローズ作業と次のマシンのセッティングに
いくつものマシンの間を妖精たちが行き来している
重たいものを運んだり、大きなシートをチェックしたり、出来上がった品物を紙で包んだり、
箱詰めしたり、トラックに積み込んで運んでいったり、羽のメンテナンスをしたり
妖精たちの一日はせわしなく、過ぎていきます。