カードル♪

アイドルのライブを完全再現した対戦ゲーム「カードル♪ 」を頒布!

アナログゲーム情報誌「クリエイターズ」も委託設置いたします!

【カードル♪】カードル♪ の世界へのいざない⑶【両H15】
2019/5/19 20:05
ブログ

アイドルのライブを完全再現した対戦型ゲーム「カードル♪ 」。



2組のアイドルが楽曲を披露し合いファンを取り合いその数を競い合います。



https://cardoltcg.wixsite.com/cardol-official



 



【今日の1曲】



https://www.youtube.com/watch?v=Rx-4A4u4QeI



https://cardoltcg.wixsite.com/cardol-official/1-11



「BLUE EYES」 作詞作曲/くま 編曲/ロンゲスト



 



カードル♪では、好みのアイドルを選んでユニットを組み、ライブの曲目となる楽曲カードでデッキを構築します。



登場するアイドルはそれぞれ個性豊か!



今日はその中から”美空マリン”ちゃんと”増田サミダレ”ちゃんをご紹介!!



 



 



マリンちゃんは強気で完璧主義な女の子!ちょっと取っ付きにくけど、とっても努力家です。



ゲームでは、強烈な魅力で相手のファンも奪ってしまいます!



 



そんなマリンちゃんの1番の理解者・サミダレちゃん。



忍者の末裔で、人前に出るのは得意じゃないけど、並外れた身体能力で繰り出す



ダンスはマリンちゃんとのステージを彩ります。



相手のボルテージを吸い取ってしまう効果がゲームでは強力!



 



そんな二人の出会いを描いたストーリーの冒頭をご紹介。。。。



<カードル♪ のご予約はこちらから→https://cardoltcg.wixsite.com/cardol-official/blank-3



 



『夢みずにはいられない』/『風になりたい』



著者 すだちとぽんず様(@sudachito







 



―――― 増田 サミダレ ――――



 



 



「……ふっ!!」



 



体を半身に捻ると――。



 



カカカッ!!



 



さっきまで私の体のあった空間を手裏剣がすり抜け、後ろにあった木に刺さる乾いた音が聞こえる。



 



――直後、右の首筋あたりにゾワリと殺気を感じる。



反射的に右に視線を向けると高速で飛んでくる手裏剣が目に入る。



 



――さっきより数が多い。



――避けられない。



 



一瞬でそう判断すると、半ば無意識に右手を動かす。



 



――キンキンキンキンキンッ!



 



右手に持っていたクナイで計五個の手裏剣を叩き落とす事には成功するが、使った時間と発生した音により相手の居場所が把握できなくなる。



 



――不味い。



 



そう思うと同時に目をつぶる。



 



もちろん諦めた訳では無い。



 



体全体を使って感じるためだ。



 



感じろ……。



 



感じろ――!



 



――風を!



 



全神経を集中させる。



 



と、その時左後方の風が不自然に揺らぐのを感じる。



私は躊躇無くその場所へ左手に持っていた手裏剣を、あえて視線を送らずに投げつける。



 



「?!」



 



相手の動揺が風に乗って伝わってくる。



 



相手が避けることに意識を向けた一瞬。



 



――その一瞬を見逃さない。



 



背中に隠していた脇差に手を伸ばしながら、地面を蹴る。



 



―― 一歩! 二歩! 三歩!



 



「はぁぁぁっ!」



 



鞘を滑ることで加速度的に速度を増した刃が、視界に捉えた首筋に――!



 



「甘い!!」



 



言われると同時に足の裏に違和感を感じる。



視線を向ける余裕は無い、が恐らく避けながら私の接近を予測し、まきびしを撒いていたのだろう。



 



そう判断し一度距離を取るべく本能的に急ブレーキをかける。



 



――勢いを止めた後、そのまま後ろに飛び跳ねる。



 



その動作にかかる時間は0.1秒。



 



一連の動作をイメージ通り体が滑らかに動こうとしたその時――。



 



視界が回る。



 



「かはっ!!」



 



”二回転半宙を回った後、私は背中から地面に叩きつけられた”



 



そう現状を理解したときには肺の空気を全て吐き出し、吸い込もうにもあまりの痛みにまともに呼吸が出来なくなっていた。



 



「……不用意に近づき過ぎだな……詰めが甘い……次までに反省しておきなさい」



 



私が急ブレーキをかけたほんの一瞬だった。



前への慣性の動きが完全に止まった瞬間に腕をつかまれ空中に投げ出されたのだ。



 



今見た光景を思い返しつつ、去って行く父上をぼんやりと眺めながら……。



 



……私は意識を手放した。



 



 



――――



 



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