一石ラボ

細々と、一人でボードゲームを作っています。 2018大阪が初参加です。 大航海時代の提督になって、空白の地図を埋めていくゲーム、ブランクワールド~Complete the Atlas~がデビュー作です。

デルタ鉄道ができるまで-06
2020/2/19 7:16
ブログ

一石ラボのCRAZYRATです。

ゲームマーケット2020大阪で頒布するデルタ鉄道株式会社⊿railways inc.(デル鉄)ですが、メイキング的な内容をご紹介しながら、どんなゲームかを説明していきたいと思っています。

初めて見る方は、こちらからどうぞ。

 

さて、今回から何回かかけて、コンポーネントについて、ご紹介します。
これまでに出てきているものもいくつかありますが、たくさんのコンポーネントがありますので、1回では紹介しきれないと思いますので。

そもそも、このゲームの着想から、積んでビルにできるコンポーネントを想定して、探していました。

当初、私の頭の中にあったイメージは、億万長者ゲームのビルでした。
億万長者ゲームをご存じでない方は、子ども向けのモノポリーだと思ってください。

ビルを建てて、そこに他人が停まるとお金を払う、という感じです。

そのビルが、子供のころの私にはとてもかっこよく感じたのです。

そして、それとは別に、百円ショップで売られているナノブロックもどきを、自作ゲームのコンポーネントとして使えないか、という発想が湧き、その二つが融合して、デルタ鉄道株式会社の制作が現実味を帯びたのです。

そして誕生したのが、これまでも出てきている4種類の建物コマです。

 

 


工場

 


事務所

 


ショップ

 


マンション

 

 

そしてもう一つ、重要な要素となるのが、線路コマです。


これを見つけた時に、このゲームは完成する事を約束された、と言っても過言ではありません。
このゲームに不可欠な要素、鉄道とビル。それがそろったのです。


黒は、NPCの線路となります。
なお、このゲームでは、誰が敷設した線路でも、自由に使用する事ができるため、色はそれほど重要ではありません。
経営方針の中に、自分が敷設した駅と線路の数を必要とするものがあるため、区別できるように色分けしているだけです。



実はプレイヤー用のこの4色、色だけでなく、太さと長さを敢えて変えています。
細くて短い緑、細くて長い黄色、太くて短い青、太くて長い赤、となっています。

これは、色弱など、色覚に問題を抱えた方でも、できるだけ他の方と同じ条件で遊べるように、という願いを込めています。

この線路と建物のコマ、そして別府さいさんのアートワークによるボードだけでも、ワクワクするような町ができそうな気がしませんか?

この二つのコンポーネントとの出会いにより、自分のイメージに合ったゲームが作れる、と確信したのです。

 

今回は、この辺にしておきます。
次回も、他のコンポーネントについて、ご紹介したいと思います。

続きはこちら

ゲームマーケット2020大阪での、一石ラボ作品の取り置き予約を行っています。
ご予約はこちらまで。
デルタ鉄道株式会社⊿railways inc.だけでなく、旧作もご予約いただければ持ち込みいたします。
よろしくお願いします。



また、説明書を公開しています。
詳細はこちらのブログ記事で。