あーきっと.ゲームズ

【ゲームマーケット5連続出展中:23秋(初出展)⇒24春⇒24秋⇒25春⇒25秋】 サークル理念:「あー、きっと、ここがこのゲームのキモなんだな」と感じてもらえるようなゲームを作ること 製作方針:課題解決、新規性の開拓 2025秋の新作は『ジジという名の猫』。変則ジジ抜き&推理ゲームです。 『ビンゴカードを使った新しいゲーム』シリーズを制作中。 サークル名の「あーきっと」は、理念の「あー、きっと、ここがこのゲームのキモなんだな」と感じてもらえるようなゲームを作る(創る)に加え、そんな中身を作りたい=「architecture」(構成・構造)から名付けました。この2,3年、別段出展を目指していたわけではなかったのですが、、、思いついたものをゲーム仲間で試すということを繰り返し、「これは体験してもらいたい!」というものが出てきたので、2023年にサークル化+出展を決めました。ボードゲームを10年程度触れてきて、「こうだったら」、あるいは、「ああだったら」を具現化していきたいと思っています! 製作ゲーム紹介=https://t.co/cxcGSvYUSH

Gさんがルールを読んで紹介文をつくってみた件(海賊たちの流儀)
2026/10/11 1:31
ブログ

【新作ボードゲーム紹介】『海賊たちの流儀』:「ヨーホーホー!」で同時ビッド、全員で嵐を越える協力型トリックテイキング

伝説の財宝を手にしたのは、かつて宿敵だった海賊たち。ところが、帰りの海には嵐が待ち受けている――。

『海賊たちの流儀』は、3度の嵐(ラウンド)をプレイヤー全員で協力して乗り越え、財宝と共に帰港することを目指す協力型のトリックテイキングゲームです。2026年10月17日のゲームマーケット2026秋で初版が頒布されます。

目標はシンプル。全員が最初に宣言した勝利数(ビッド)を、ぴったり達成すること。トリックにただ勝てばいいのではなく、「宣言したとおりに勝つ」ことが求められます。

※本記事は、公開されている説明書の内容をもとにした紹介です。実プレイの感想ではなく、ルールを読んで「ここが面白そう」と感じたポイントをまとめています。

🎥 プロモーション動画

協力と数値ビッドの両立が最大の特徴

基本は、マストフォロー、黒(切り札)あり、ハイランク勝ちという王道のルールです。そこに、スカルキングに触発された「全員が同時にビッドする」仕組みと、「全員で達成を目指す」協力ルールが組み合わさります。

私の知る範囲では、協力型のトリックテイキングは「ビッドを手放して協力に寄せる」作りが多い印象です。本作は数値ビッドを残したまま協力するという立ち位置。「宣言して、手札で証明する」というビッドならではの緊張感を、個人の勝負から、チームの課題へ置き換えているのが面白いところです。

航海の始まり:手札を公開する「航海計画」

ゲームは全3ラウンド。ラウンドが進むにつれて手札が増えていきます(第1R:9枚/第2R:11枚/第3R:13枚)。使うカードの数字の幅も広がるため、嵐が深まるほど難しくなる構造です。

特徴的なのが、フェイズ2(航海計画)。配られた手札の並びを変えないまま、自分の手札の右端または左端から連続する4枚を選び、全員に見える形で「公開手札」として置きます。残りの手札は自由に並べ替えて構いません。仲間の手の内が一部見えることで、「この人は大きい数字を持っていそうだ」と、お互いの傾向を読み解く手がかりになります。

この一瞬が肝:「ヨーホーホー!」で同時ビッド

フェイズ3(役割分担)では、公開手札と自分の非公開手札を見比べながら、何回トリックに勝つかを決めます。そしてリードプレイヤーの「ヨーホーホー!」の掛け声に合わせ、全員が同時に指で勝利数を示します。示した数だけ予想チップを受け取り、0(1回も勝たない)の宣言も可能です。

配布以降、トリックテイキングが終わるまで手札の内容についての会話はできません。見えている情報と、言葉にできない情報。その間で腹を括る、同時ビッドのこの一瞬が肝になりそうです。

📚 ルール説明動画

嵐の中で:ズレを埋める「海賊たちのノウハウ」

フェイズ4(嵐の中で)は、全員の手札がなくなるまでトリックを繰り返します。ただ、全員のビッド合計が、そのラウンドのトリック数と合っているとは限りません。多すぎれば取り合いに、少なすぎれば押し付け合いになってしまいます。そのズレを埋めるのが、特殊カード『7』と『MIN』を使った、海賊たちのノウハウです。

  • 『7』でトリックに勝利した場合:
    獲得する束を2つに分割し、1つを自分が、もう1つを任意のプレイヤー(自分でも可)に渡します。勝ち数を仲間に分け与えることで、全体の帳尻を調整できます。
  • 『MIN』でトリックに勝利した場合:
    そのトリックの束は誰も獲得せず、このラウンドのゲームから除外されます。さらに勝者は、予想チップを1枚選び、別のプレイヤーへ移動させることができます(予想が0のプレイヤーへの移動も可)。ビッドそのものを動かして、ズレを修正するわけです。

なお、リードカードと同じ色、もしくは黒の『MAX』と『MIN』が同時に出た場合は、『MIN』がトリックに勝ちます。ここは覚えておきたい例外ルールです。

すべての財宝を持ち帰れるか

手札がなくなったら、フェイズ5(財宝の行方)。各プレイヤーの「予想チップの数」と「獲得した束の数」の差を確認し、差の分だけスコアボード上の財宝(点数)が減っていきます。スコアは10点からのスタートで、0点になると海賊団の敗北です。

最終的な点数は「持ち帰ることができた財宝の量」として評価され、10点なら最高称号「嵐征の二つ名」、0点なら「海の藻屑」と、ユーモアのある称号が与えられます。3ラウンドの航海を終えたときに、どの称号を手にできるのか。全員で最高評価を目指す、というシンプルな目標が、再戦したくなる理由になりそうです。

こんな人におすすめ

  • スカルキングなど、ビッド系のトリックテイキングが好きな人
  • 協力型トリテにもう少しビッドの駆け引きが欲しい人
  • 3人から遊べて、20〜30分で終わるトリテを探している人

ルールはトリテの基本(マストフォロー、切り札、ビッド)が前提です。初めての方は、ルール説明動画やブラウザの体験版で流れを掴んでから遊ぶと安心です。

『海賊たちの流儀 Buccaneers' Code』(ANC002)/ ゲームデザイン:あーきっと.ゲームズ(@ArchitGames2023)/ イラスト:有我悟(@Arugha_Satoru)/ 初版発行:2026年10月17日(ゲームマーケット2026秋)