Jugglers☆Party @JPMCU
Jugglers☆Party(ジャグラーズ☆パーティー)は、都内で、毎月1度ボードゲーム&TRPG コンベンション、アナログゲームのオープン会を開催しているサークルです。
- ゲーム『七味ならべ』ができるまで【4辛:試練の時】
- 2017/10/27 19:06
制作過程において最も難航したのはカードのデザインであろう。
「ゴマとかケシとか、みんな粒ばっかりになっちゃうよ」
と最初に相談されたのを覚えている。
「図鑑みたいに元の植物や実をあわせて描きなさい」
そのようなアドバイスをして、しばらくしてから初期のデザインがあがってきた。
そこにはなんともドギツイ赤一色のカードがあった・・・・・・
正確には黒い縁と黒線で描かれた唐辛子の絵があり、
その上にこれまた黒ベタのフォントででかでかと「唐辛子」と書かれていた。
しかし、それらの黒要素が全く目に入らないほどの暴力的な赤一色に絶句してしまった。
「こりゃねーんじゃねーの?」という問いに
「『UNO』もこんな色してるから」と返ってきて、もう一度絶句した。
・最近は『UNO』だっておしゃれになってる。
・強い色が全面にあると目が疲れるから抜きを入れる。
・和のテイストを強調していく。
・テクスチャを活用する。
・デザイン性のあるフォントを選んで絵の一部にする。
などなど注文をぶつけていった。
思い返せばかなり無茶ぶりをしていたと思う。
それこそ何様だという態度だった。
しかし、これは妥協できない問題であった。
これは本人にも言っていないが、このゲームはゲーム性より雰囲気で売るものだと考えていた。
むしろカードのデザインがすべてだといっても過言ではない。
なので「一発ぐらいなら殴られてもいいかな」ぐらいの覚悟でずけずけと遠慮なくダメ出しをした。
そして結果は・・・
上場の反応だった。
この文章だけ読んでると、まるで私の手腕で『七味ならべ』のカードが素晴らしいものになったように受け取るかもしれないが、それは誤解である。
絵を描いたのも影絵をアクセントにしたのも、それらをセンス良くまとめたのもSoMayである。
私はただ単に「ダメ」を言ってきただけである。
本当にご苦労様でした。
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