デザイン | Head Quarter Simulation Game Club有志 |
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イラスト | Head Quarter Simulation Game Club有志 |
人数 | 2~4人 |
時間 | 45~60分 |
年齢 | 12歳~ |
価格 | 3500円 |
発売 | 2018春 |
予約 | https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc_pOXPJd04-VQKkDD_kLjuvNRKzBJ-TmjPtxaKEcLC1raZ3A/viewform |
3行で説明1 | 現代フランスを舞台にしたエリアマジョリティ |
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3行で説明2 | プレイヤー間のインタラクションの強いゲームシステム |
3行で説明3 | エリアマジョリティとリソースマネジメントのどちらも楽しめる |
慶應義塾大学の公認ボードゲームサークル Head Quarter Simulation Game Club による2作目です。
本作『Marché de France』は前作『Improvement of the POLIS』から大きく毛色を変え、エリアマジョリティとなっています。ですが、前作と同じく高いリプレイ性と幅広い戦略にこだわり、何度遊んでも楽しめるゲームとなっています。
舞台は現代フランス。プレイヤーは食品卸売り会社の CEO となり、様々な人員を駆使しながら売り上げを競い合います。最終的に自分の会社を最も成長させた CEO の勝利です。
プレイヤーはそれぞれ6枚の初期デッキ(山札)を持ってゲームを開始します。ラウンドの開始時、山札の中からそのラウンドに使用するカード(手札)を選びます。手札は、ゲーム開始時は2枚ですがゲーム内アクションによって増やすことが出来ます。プレイヤーは自分の手番になったら場札(6枚あります)のカード1枚を山札に加え、自分の手札のカードを1枚を場札として場に出します。このとき、プレイヤーは「山札に加えたカードの獲得ボーナス(カード上段)」と「手札から場に出したカードのプレイボーナス(カード下段)」をそれぞれ得ることが出来ます。例えば場札の「求人」を山札に加えながら手札の「宣伝」を場に出したときは、「小麦」と「チーズ」のエリアにキューブを1つずつ配置し(「求人」の上段、獲得ボーナス)、キューブ上限を2つ増やしながら5点を得ることが出来ます(「宣伝の」下段、プレイボーナス)。
このように、場札は他のプレイヤーの行動によって逐一変わり、自分のプレイしたカードも他のプレイヤーが獲得することが出来るようになるインタラクションの強いゲームシステムになっています。
本作「Marché de France」の大きな要素として、「契約」システムが挙げられます。エリアにキューブを配置しエリアごとのキューブの個数によって得点を得るエリアマジョリティゲームなのですが、配置したキューブを手元に戻すことによって小売店や商店と「契約」をおこない、直接得点を得ることが可能です。そのため、「負けているエリアで得点に関与しないキューブを点数に変換する」ことや「他のプレイヤーが契約する(エリアのキューブが減る)ことを予想してエリア点数の逆転狙う」など奥深い戦略が存在します。
ゲームプレイに多様性をもたらすもう一つの大きな要素として、「マネージャーカード」システムがあります。プレイヤーはゲーム中に1度だけ6種類のマネージャーカードから1枚を選んで雇う(入手する)ことができ、雇用したマネージャーはそれぞれ非常に強力な効果を発揮します。6種類のマネージャーは直接莫大な点数を得られたりエリアマジョリティで大きく有利になったりとバラエティに富んだ能力を持っており、雇用するマネージャーによって全く異なるゲームプレイが可能となっています。
このほかにも、今作には多くの要素・魅力が存在します。ぜひ、5/5(土)にG43-44にお立ち寄りいただき、 試遊していただければ幸いです。