すごろくや

ゲーム概要

プレイ人数 3〜6人 プレイ時間15〜分
対象年齢12歳〜 価格2,400円
発売時期2021春 予約 不可
ゲームデザインGerald Cattiaux (ジェラール・カチュー ) イラスト・DTPNILS (ニールス)

ゲーム詳細

『マスターワード』は、1人の出題者と他全員の探索チームに分かれ、探索チームは、お題の「マスターワード」を当てるべく、相談した上で「探りの関連語」を各自が書いて提出し、出題者はそれらを確認して「いくつ関連するか」だけを答える、をくり返しながら、論理的な推理を元に正解当てに挑戦する、手強い難易度の言葉当てゲームです。

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遊び方

1人の出題者と他全員の探索チームとに分かれて遊びます。出題者は、全300問のカードを順番に従って1問取り出し、こっそり正解の「マスターワード」を確認します。探索チームは、そのマスターワードのジャンル(「動物」や「有名人」など)だけを知らされてゲームを始めます。

探索チームは、全7ラウンド以内にマスターワードを当てなければなりません。毎ラウンド、全員で相談した上で、「探りを入れるための関連語」を1人1つずつ決め、白紙の手掛かりカードに書き込んで陳列させます。

ただし、重要な注意点が1つあります。この「探りの関連語」が「マスターワードそのもの」の場合、全員負けになります。例えば、ジャンル「動物」に対して「にわとり」などは書くべきではありません。今回のジャンルを踏まえて、あくまで「関連語」に留まるような言葉を考えましょう。

陳列されたこれらの「探りの関連語」群に対して、出題者は「マスターワードに合うのはいくつか、の個数」だけを探索チームに伝えます。例えば、3つのカードに対して2つだけ合うとして、「どれとどれ」は判らないままなのです。

これを1ラウンド分としてくり返していきながら、全7ラウンド以内に、3回しかない「正解当てチャンス」を活かしてマスターワードを当てられるかどうかに挑戦します。

実際に遊んでみましょう!

出題者1人と探索チーム3人で遊びます。今回のマスターワードのジャンルは「動物」です。

最初の「探りの関連語」として「ほ乳類」「陸」「魚」と書いたところ…、

例題ジャンル

例題ラウンド1

合っているのは「2つ」という回答でした。

ほ乳類は魚ではありませんし、魚はふつう陸には住んでいません。ここから、おそらく「陸」の「ほ乳類」がマスターワードかもしれないということが判りました。

例題ラウンド1

例題ラウンド2

そこで2ラウンド目は、「たてがみ」「肉食」「毛皮」という3つを並べたら、そのうち2つが合っているとのことです。3つ合ってれば、ライオンだと思ったのに、残念!

もし、たてがみがあるのなら、当然毛皮になりそうな毛を持つはずですが、「たてがみがあって毛を持ち、肉食ではない」動物がいるでしょうか? ここは、毛は持つけれども「たてがみは無い」肉食の動物、と考えたほうが良さそうです。さて、ライオンの他に、毛皮になりそうな毛を持つ肉食動物といえば…?

そして、3ラウンド目は、「ネコ科」「もようがある」「ジャングル」にしてみました。すると…

例題ラウンド1

例題ラウンド2

例題ラウンド3

3つ全部合っているようです! 

もうここまで来れば、正解は当てられそうです。赤い枠の解答カードに正解だと思う言葉を書き込みましょう!

例題ラウンド3

例題ラウンド4

このようにして正解の言葉を絞り込んでいきます。なお、ラウンド内の相談と手掛かりカードの用意は、たった90秒以内に済まさなければなりません。

遊ぶたびに上達する

他の、よくある言葉当てボードゲームとは異なり、お題カードに遊ぶ順番が示されています。この順番は、簡単なお題から始めて徐々に難しくなっていくように用意されていて、順番に遊んでいくことで少しずつより歯応えのある問題に挑戦できるようになっています。

こうした、より難易度の高いお題を攻略するには、「探りの関連語」の使い方が肝になります。初めのうちは、時間制限に急かされて、なかなか推理に役立つような関連語が思い付かないかもしれません。そのため、マスターワードにたどり着けず、失敗に終わることもあるでしょう。

それでも、少しずつ攻略の糸口が見えてくるはずです。例えば、1つずつの関連語をまったく異なる方向性にするのではなく、全体で大きく二択になるようなものにすることで「どちらか一方」に絞れる、ということに気付くでしょう。こうしたことの積み重ねにより、成功率が徐々に上がってくるのを実感できるはずです。

このように全員で上達する過程が楽しめるのも、このゲームの魅力の1つです。

ここがおすすめ

みんなで相談しながら「探りを入れる関連語」の出し方を試行錯誤し、それを元に推理していくのが楽しいゲームです。ひとことで言えば「言葉当てゲーム」とシンプルな表現ができてしまうゲームではありますが、論理的に考えて条件を絞り込むやりがいや、めぼしい手掛かりがない中で突破口を開くために必要な発想力、一緒に遊ぶ人のことを考えて限られたヒントをうまく使う「悩ましい難しさ」が詰まっていて、成功しても失敗しても何度もくり返し遊びたくなる魅力に溢れています。

短時間でじっくり楽しめる、大人向けとしてかなりおすすめです。

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