数寄ゲームズ

トランプ、トリックス、ゲーム!

¥2,000

ゲーム概要

  • トリックテイキングゲームの巨匠、ギュンター・ブルクハルトの代表的作品。
  • 1シーズンで獲得できるトリックは3回だけ。どこで勝ち、どこで負けるか?
  • 獲得したトリックは次のシーズンの手札になる。未来を見据えた戦略が必要。
プレイ人数 3〜4人 プレイ時間30〜30分
対象年齢8歳〜 価格2,000円
発売時期2019大阪 予約 不可
ゲームデザインGünter Burkhardt イラスト・DTPOliver Freudenreich , 別府さい

ゲーム詳細




「トランプ、トリックス、ゲーム!」は、トリックテイキングゲームと呼ばれるジャンルのゲームの一つで
元々はオランダのファランクスというメーカーが2005年に発売したものですが、絶版となっていました。
今回、数寄ゲームズは「トランプ、トリックス、ゲーム!」を日本語版として再販します。

作者のギュンター・ブルクハルトは数々の異形のトリテを世に送り出したベテランゲームデザイナーで、
「トランプ、トリックス、ゲーム!」はその中で最も代表的かつ競技的なトリテの一つです。
「最も面白いトリテは何か?」という質問にこのゲームの名前を挙げる人も少なくありません。

アートワークを務めるオリバー・フルーデンライヒもベテランのイラストレーターで、
「ボーナンザ」「ザ・マインド」「アブルクセン」と言った有名ゲームのイラストを手がけています。
ドイツゲームの言わば本流に位置するファミリーゲームのアートワークを多数手がけてきた方です。

さて、普通のトリックテイキングゲームでは、毎ディールごとにランダムに手札を配られ、
その手札の構成を元にディールごとの戦略を練るのですが、このゲームは一味違います。
最初の1ディール目こそ、他のゲームと同様にランダムに手札を配られますが、
2ディール目以降は前のディールで獲得したカードがそのまま手札になるのです。

勘のいい人はここで「それでは手札の枚数がまちまちになってしまうのでは?」と思うかもしれません。
確かに、普通のトリテではトリックの勝利回数はプレイヤーごとにそれぞれ違いますからね。

ですが、このゲームでは、1ディールでトリックを獲得できる回数が定められています。
4人プレイでは3回のトリック、3人プレイでは4回のトリックしか取ることができません。
この制限に達した後は、どれだけ強いカードをプレイしてもトリックを取ることができないのです。
ですから、各ディール開始時のプレイヤーの手札は必ず12枚になるというワケです。

そして、このゲームは4回のディールからなるゲームですが、
最後の第4ディールだけはトリックの獲得制限がありません。
強いカードをプレイさえすれば何度でもトリックを取ることができ、
ここで獲得したカードの枚数が最終的な得点に大きく影響します。

つまり、最初の3ディールは最終ディールの手札を整えるための準備期間でもあるわけです。
最終ディールにどのような手札を持ち込むかを逆算しながらゲームを進める必要があるので、
重層的で論理的な思考力を要求される歯ごたえのあるゲームです。

最初はこの独特なシステムに翻弄されるかもしれません。
しかしながら、「こうやったら上手く行くんじゃないか?」「次はこうしてみよう」という
チャレンジ精神を強く刺激されるゲームでもあります。
眼前に展開される1トリックを「取るべきか、取らざるべきか」を熟考し、判断する。
考えどころは明快で、かつ、悩ましい。
トリテ本来の魅力が存分に味わえます。

またこのゲームはトリックテイキングゲームの正統派仕様、
マストフォロー、切り札あり、ビッドなし、を実現した稀有なゲームです。
トリックテイキングゲームの魅力と基本が備わっているゲームなので、
「トリックテイキングゲームってどんなゲーム?」という方の入門書にも適しているでしょう。



また、日本語版では独自のサマリーカードを同梱するなどして、プレイアビリティの向上を図っています。
基本ルールの他に2種の追加ルールもあり、末永く遊ぶことができるタイトルになっています。

ゲーム体験

スタンダード,