数寄ゲームズ @horiken0
ゲーム概要
- キレイ、簡単、悩ましい
- 凹と+のアクリルタイルを交互に配置しなければなりません
- 最後の接続ボーナスとペナルティで逆転劇も
プレイ人数 | 2〜4人 | プレイ時間 | 10〜30分 |
---|---|---|---|
対象年齢 | 9歳〜 | 価格 | 4,500円 |
発売時期 | 2017秋 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | かぶけん(ゲームNOWA) | イラスト・DTP | 金子裕二(かぼへる) |
ゲーム詳細
ゲームNOWAのかぶけんさんデザインによるソリッドでカラフルな陣取りゲーム、
コプラスをゲームマーケット出展します。
「ネオン」という制作コードネームでも知られるこのゲームは、
見目鮮やかなアクリルタイルをふんだんに用いた2人から4人まで遊べるアブストラクトゲームです。
やることは簡単で、手番に1枚、盤面にタイルを置いてなるべく多くの点数を稼ぐことを目指す……
と、それだけなんですが、
凹と+の2種類のタイルを交互に置く縛りや、タイルをちょうどよく繋げないと大失点を被るルールから、
終了時の盤面を強く意識して手を進める必要がある歯ごたえのあるゲームです。
単純に一手でより高い点数を取るよりも相手の手を見越した次の手、次の次の手を意識した配置が重要で、
より有利な形勢を作るための長期的な視野が必要になります。
終盤に近づくに従って盤面は狭くなり、せめぎ合いが苛烈さを増していきます。
条件を満たすことで使える強力な行動、「連続手番」をどのタイミングで使うかも重要なポイントです。
今回はキャラクターのイラストを「バハムートゲート」「バンパイアレーダー」など
ドット絵のデザインでお馴染みのかぼへるさんにお願いしました。
ゲームの都合上、制約がとにかく多い中で印象的なデザインのキャラクターを仕上げて頂きました。
アクリルタイルを脇から支えるもう一人の主役です。
さて、このゲームは得点を多く取ったプレイヤーが勝つゲームです。
じゃあどうやって得点を取るのかと言えば、ボード上に無数に散らばっている「宇宙生命体コプラス」、
このコプラスを「NET」と呼ばれるアクリルタイルで捕まえることでプレイヤーは得点を獲得します。
アクリルタイルはこのようにマス目に沿ってボード上に配置します。
黄色の凹型アクリルタイルで覆ったマス目には3匹のコプラスがいますね。
この時、プレイヤーはコプラスの目の数の合計に等しい得点を得ることができます。
図の場合、黄色のプレイヤーは9点を獲得します。
コプラスは成長するに従って目の数が増えていくのだ!
それならコプラスの集まっている場所にNETを置けばいいじゃないか…… と思われるでしょうが、
NETの出力パワーの制限から、プレイヤーは1手で最大9点までしか獲得できません。
10点以上になる場所にはそもそもNETを置くことができないのです。
なので手番ではNETの置き方を色々と模索することになります。あーでもないこーでもない……
今度はオレンジのプレイヤーの手番。
最初の1手以外は既に盤面に置かれたNETのいずれかに隣接するようにNETを置きます。
この1手で獲得できる得点は8点になります。
再び黄色プレイヤーの手番。
先ほど黄色プレイヤーは凹型のNETを配置しましたが、
今回は+型のNETを配置しなければなりません。
このゲームでは凹と+のNETを交互に配置しなければならないのです。この縛りがなかなかシンドい!
この配置で黄色プレイヤーは7点を獲得しました。
続いてオレンジのプレイヤーの手番。
オレンジのプレイヤーは1手目では+型のNETを配置したので今回は凹型のNETを配置します。
ルールとしては配置済みのNETのいずれかに隣接して配置すればいいので、
自分の色のNETと隣接しないような置き方もできます。
この配置は9点。
さらに黄色プレイヤー。5点を獲得。
ここで黄色プレイヤーの得点は累積で20点になりました。
さて、このゲームの得点トラックはこんな感じで20点刻みのマスだけちょっと大きく描かれています。
これはゲーム上の意味があって、この大きなマスにピッタリ止まると「連続手番」が行えるのです。
連続手番はその名の通り、連続でもう1回NETが置ける強力な行動です。
しかし、強力すぎるがゆえに例えば先手プレイヤーは
ゲームを通して1回しか連続手番を行うことができません。
なので最大効率で9点、9点と取っていくと連続手番を行うには2点で1回足踏みをしなければならない……
実は7点、7点、6点、くらいで刻んでいった方がよかったりもして、ここにプレイヤーの性格が出てきます。
とは言え、盤面の広さは限られているので1個でも多くNETを置くことが大事だったりもして。
果たして連続行動するや否や? タイミングが重要です。
黄色が連続手番をすると一気に盤面が狭くなり……
NETが置けないプレイヤーはパスをしてゲームから抜けます。
全員がパスをしたところでゲームは終わります。
逆に言えばNETが置ける限りプレイヤーはNETを置き続けなければなりません。
最後に配置したNETの繋がりによってボーナスやペナルティが入ります。
基本的にはNETを一つのグループに纏めるか、グループのサイズを揃えるとペナルティを回避できます。
また最も大きなグループのNETを作ったプレイヤーはボーナス点を得られます。
とまあ、このあたりがコプラスの概要となります。
詳しいルールは下記PDFでご確認頂ければと思います。
ちなみに今回は英訳ルールもご用意いたしました。English rulebook is there!(怪しい英語)
coplus rule vol.1.5.pdf
coplus english rule vol.1.3.pdf
こんな感じで「キレイ」「簡単」「悩ましい」の三拍子揃ったコプラスを皆様よろしくお願いします。
あと最後に、よく聞かれる質問とその答えを。
Q:ブロックスみたいなゲームですか?
A:タイルを配置するところは同じであとは全然違うゲームです。
ここまで読んでくれた方はその違いもわかりますよね!
ピンと来ない方はぜひ遊んでみてください!
Q:2人でしか遊べないゲームですか?
A:2人から4人まで遊べます。
最初はお互いの動きが読みやすい2人プレイから始めるのをオススメします。
4人プレイではルールの最後に掲載しているペア戦ルールがオススメですよ。
ちなみに人数によって4*4マスのボードタイルを組み替えるんですが、この組み合わせは膨大です。
こんな感じの異なる組み合わせのタイルが16枚入ってます。
4人プレイだと組み合わせは8.98626983100395e+22通りあるみたいです。
89垓8626京通り……?
数字が大きすぎてあってるかどうかよくわからない……
ゲームデザイン:かぶけん(ゲームNOWA)
イラストレーション:金子裕司(かぼへる)
プロデュース:円卓P(数寄ゲームズ)
対象人数:2-4人
対象年齢:9才以上
プレイ時間:30分
価格:イベント価格4500円