久遠堂 @kuondou
ゲーム概要
- 相手が伏せた葡萄が甘いか酸っぱいかを考える、簡単なブラフ・パーティーゲームです。
- その葡萄が甘いと思ったら自分で食べ、酸っぱいと思ったら相手に引き取らせましょう!
- 時々、狡賢いキツネも隠れていますよ。葡萄を横取りされるかも!? ご用心ご用心!
プレイ人数 | 2〜6人 | プレイ時間 | 10〜20分 |
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対象年齢 | 8歳〜 | 価格 | 2,000円 |
発売時期 | 2017秋 | 予約 | 可 |
ゲームデザイン | 久遠 | イラスト・DTP | 久遠 |
ゲーム詳細
腹を空かせて旅をしてきたキツネが、たわわに実る葡萄を見つけた。
キツネは葡萄を採ろうと精一杯手を伸ばし、何度も何度も飛び上がったが、葡萄はどれも高い場所にあり届かない。
すっかり悔しくなったキツネは
「どうせあの葡萄は酸っぱいに決まってるさ」
と吐き捨てて、立ち去って行った。
〜イソップ寓話より〜
*プレイヤーの人数によって使用カードの枚数が違います*
6人プレイ=全部のカードを使用=初期カード配布後は10:10:10
5人プレイ=「甘い葡萄」14、「酸っぱい葡萄」14、「キツネ」7=初期カード配布後は9:9:7
4人プレイ=「甘い葡萄」11、「酸っぱい葡萄」11、「キツネ」6=初期カード配布後は7:7:6
3人プレイ=「甘い葡萄」8、「酸っぱい葡萄」8、「キツネ」5=初期カード配布後は5:5:5
*一番最近、負け惜しみを言った人がスタートプレイヤーとなります。
該当者がいない場合、じゃんけんなど適当な方法でスタートプレイヤーを決めてください。
①プレイヤーは各自好きな色のプレイヤー表示カードを選んで自分の前に配置し、それと同色の宣言カードを受け取ります。その後、「甘い葡萄」「酸っぱい葡萄」のカードを1枚ずつ取り、プレイヤー表示カードの左右に図のように公開して配置します。
スタートプレイヤーは残ったカードをよく混ぜ、全員に配り切ります。(この時、全員の手札は5枚となります)
②スタートプレイヤーから順番に時計周りで、自分の前に手札から好きなカードを1枚選んで伏せながら、「この葡萄は甘い」「この葡萄は酸っぱい」「私はキツネです」等、申告してください。(嘘をついても構いません)
この時、申告したプレイヤーから見て、申告した葡萄の絵が上側に表示されるようにカードを置きます。「キツネ」と申告した場合は、カードを横向きにします。
*既に宣言カードが置かれているプレイヤーを、宣言相手に選ぶことはできません。
*最後に宣言を行うことになったプレイヤーが、自分以外のプレイヤーは全員誰かから宣言を行われており、宣言相手がいなかった場合、宣言を行えません。→⑧へ
③スタートプレイヤーから順番に時計周りで、任意のプレイヤーを1人選び、そのプレイヤーが伏せたカードが「甘い葡萄」か「酸っぱい葡萄」か「キツネ」かを、宣言カードを使って宣言します。
(相手の葡萄が「甘い」と宣言したら、その葡萄は甘いでしょうから私がもらいますよ、という意味になります。逆に「酸っぱい」と宣言したら、その葡萄は酸っぱいでしょうから要りませんよ、出した人が引き取ってください、という意味です)
宣言カードには「甘い葡萄」「酸っぱい葡萄」が裏表に描かれているので、宣言したい方を表にして、伏せられたカードの上に置いてください。
「キツネ」と宣言する場合は、裏表はどちらでも構わないので、伏せられたカードの下に差し込みます。
④スタートプレイヤーから順番に、自分の宣言相手の伏せたカードを公開しチェックします。
⑤「甘い葡萄」と宣言した場合、公開された葡萄カードは宣言した人が取得します。
*公開されたカードが「キツネ」だった場合は、⑦-②を参照します。
⑥「酸っぱい葡萄」と宣言した場合、公開された葡萄カードは出した人が取得します。
*公開されたカードが「キツネ」だった場合は、⑦-②を参照します。
*⑤⑥いずれの場合も、受け取った葡萄カードは自分の前に公開されている「甘い葡萄」「酸っぱい葡萄」に加えてください。
⑦-①「キツネ」と宣言した場合、
・公開されたカードが本当に「キツネ」だったなら、そのカードは宣言した人が取得して「甘い葡萄」側に加えます。
・公開されたカードが「甘い葡萄」なら、出した人が取得します。
・公開されたカードが「酸っぱい葡萄」なら、宣言した人が取得します。
⑦-②「キツネ」以外の宣言をされたカードが「キツネ」だった場合、「キツネ」を出した人がそのカードを取得して「甘い葡萄」側に加えます。
*「キツネ」の特殊アクション*
⑦で「キツネ」のカードを取得した人は、さらに以下の特殊アクションを行います。
・取得した人が「キツネ」を出した人なら宣言した人に対して
・取得した人が宣言した人なら「キツネ」を出した人に対して
【自分の公開カードから「酸っぱい葡萄」を1枚、相手に押し付ける】
もしくは
【相手の公開カードから「甘い葡萄」を1枚奪う】
*「キツネ」の特殊アクションで相手から「キツネ」は奪えません。奪うことができるのは「甘い葡萄」だけです。
*相手の公開カードに「甘い葡萄」がなく、自分の公開カードに「酸っぱい葡萄」がない場合、特殊アクションは行えません。その場合は「キツネ」が取得されるだけで終了します。
⑧②の時、自分以外に宣言相手がおらず、宣言を行えなかったプレイヤーは、他のプレイヤーのカード公開が全て終わった後、最後に自分で自分の伏せたカードを公開し、自己申告と合致しているかをチェックします。
・「甘い葡萄」と申告し、本当だった場合、そのカードは自分で取得します。
・「甘い葡萄」と申告し、嘘だった場合、そのカードが「酸っぱい葡萄」なら自分で取得し、「キツネ」ならゲームから取り除きます。
・「酸っぱい葡萄」と申告し、本当だった場合、任意のプレイヤーを1人選んで、そのカードを押し付けます。
・「酸っぱい葡萄」と申告し、嘘だった場合、そのカードが何であれゲームから取り除きます。
・「キツネ」と申告し、本当だった場合、出した人が受け取り、「甘い葡萄」側の公開カードに加えます。
その後、任意のプレイヤーを1人選んで「キツネ」の特殊アクションを行います。(⑦-②を参照してください)
・「キツネ」と申告し、嘘だった場合、そのカードが「甘い葡萄」ならゲームから取り除き、「酸っぱい葡萄」なら自分
で取得します。
伏せたカードの公開とチェックが全て終わったら、プレイヤーは各自の宣言カードを回収し、スタートプレイヤーを
時計回りに隣の人へ移します。
⑨上記②〜⑧を1ラウンドとし、5ラウンドが終わった時点でゲームが終了します。
各自の公開カードの「甘い葡萄」と「キツネ」の合計枚数から、「酸っぱい葡萄」の合計枚数を引いた数を勝利点として、最も高い勝利点を得たプレイヤーが勝者となります。
・同点の場合は「キツネ」の枚数が多い方を勝者とします。
・同点で「キツネ」も同数の場合、「甘い葡萄」が多い方を勝者とします。
・同点で「キツネ」も「甘い葡萄」も同数の場合、同率1位となります。
*2人用ルール*
2人で遊ぶ場合は「甘い葡萄」9枚、「酸っぱい葡萄」9枚、「キツネ」7枚 を使用します。
①プレイヤーは各自好きな色のプレイヤー表示カードを選んで自分の前に配置し、宣言カードを各自3枚ずつ持ちます。(この時、宣言カードの色は問いません)
「甘い葡萄」「酸っぱい葡萄」のカードを1枚ずつ取り、プレイヤー表示カードの左右に公開して配置します。
その後、残りのカードをよく混ぜ、それぞれ9枚ずつ配ります。残ったカード3枚は使いません。非公開のまま、除けておいてください。
②先攻と後攻を決め、先攻プレイヤー、後攻プレイヤーの順に手札の中から3枚を選び、順番に伏せながら「この葡萄は甘い」「この葡萄は酸っぱい」「私はキツネです」等、申告してください。(嘘をついても構いません)
この時、申告したプレイヤーから見て、申告した葡萄の絵が上側に表示されるようにカードを置きます。「キツネ」と申告した場合は、カードを横向きにします。
③先攻プレイヤー、後攻プレイヤーの順に、相手が伏せたカードが「甘い葡萄」か「酸っぱい葡萄」か「キツネ」かを、宣言カードを使って宣言します。(宣言の方法は3〜6人で遊ぶ時と同じですので、上図も参照してください)
④先攻プレイヤーから順番に、相手の伏せたカードを公開しチェックします。
⑤「甘い葡萄」と宣言した場合、公開された葡萄カードは宣言した人が取得します。
*公開されたカードが「キツネ」だった場合は、⑦-②を参照します。
⑥「酸っぱい葡萄」と宣言した場合、公開された葡萄カードは出した人が取得します。
*公開されたカードが「キツネ」だった場合は、⑦-②を参照します。
*⑤⑥いずれの場合も、受け取った葡萄カードは自分の前に公開されている「甘い葡萄」「酸っぱい葡萄」に加えてください。
⑦-①「キツネ」と宣言した場合、
・公開されたカードが本当に「キツネ」だったなら、そのカードは宣言した人が取得して「甘い葡萄」側に加えます。
・公開されたカードが「甘い葡萄」なら、出した人が取得します。
・公開されたカードが「酸っぱい葡萄」なら、宣言した人が取得します。
⑦-②「キツネ」以外の宣言をされたカードが「キツネ」だった場合、「キツネ」を出した人がそのカードを取得して「甘い葡萄」側に加えます。
*⑦で「キツネ」のカードを取得した人は、3〜6人用ルールにも記載されている特殊アクションを行います。
⑧プレイヤーは各自の宣言カードを回収します。
⑨上記の手順②〜⑧を1ラウンドとし、3ラウンドが終わった時点でゲームが終了します。
各自の公開カードの「甘い葡萄」と「キツネ」の合計枚数から、「酸っぱい葡萄」の合計枚数を引いた数を勝利点として、最も高い勝利点を得たプレイヤーが勝者となります。
・同点の場合は「キツネ」の枚数が多い方を勝者とします。
・同点で「キツネ」も同数の場合、「甘い葡萄」が多い方を勝者とします。
・同点で「キツネ」も「甘い葡萄」も同数の場合、引き分けとなります。