一石ラボ

細々と、一人でボードゲームを作っています。 2018大阪が初参加です。 大航海時代の提督になって、空白の地図を埋めていくゲーム、ブランクワールド~Complete the Atlas~がデビュー作です。

ブランクワールドのコンポーネント 1
2018/3/16 18:37
ブログ

ブランクワールド~Complete the Atlas~のコンポーネントには、いろいろな設定があったりします。
もちろん、ゲームをする上では、知らなくても全く問題ありませんが、わかる人にはわかっていただけると、より楽しめるのではないかと思います。

そんな想いを込めながら、コンポーネントを紹介します。

まずは、陸地が発見できなかった時に配置する、海洋タイルです。
何の効果もないタイルは、下の3種類あります。

THE ATLASでは、提督の航海日誌で、黒い影が横切った、といった記述が出てくることがあるので、何もないタイルのほかに、白い影、黒い影を1つずつ、用意しています。
何かあるようだけど何も起こらなかった、という雰囲気をイメージしています。

次に、隣接するスクエアの探索値に影響を与えるタイルです。

ブルーホールは、浅瀬に穴が開いたようになった地形です。
近くに陸地があることを示唆しているため、隣接するスクエアの探索値を+1にします。
沈んだ大陸は、アトランティスをイメージしています。
一夜にして沈んだ、とされることから、周囲にも陸地ができにくくなる、というイメージで、隣接するスクエアの探索値を-1にします。

続いて、海の発見物です。
発見すると、発見チャートの値を+1するか、3万レイスを得るか、選びます。

白鯨は、とあるアニメをイメージしており、幻の大陸と関連が深い、という設定になっています。
謎の潜水艦は、時代が違うものの、とあるSF小説の影響を受けており、さらにそのSF小説を原案としたとあるアニメの船長が、アトランティスの末裔、という設定であったことから、沈んた大陸と関係が深い、という設定です。
セントエルモの火は、THE ATLASでたびたび登場することから、登場させました。
海神は、ポセイドンをイメージしています。とはいえ、超能力少年のしもべではありません。

最後に、海の厄災です。
引いてしまうと、船員たちが逃げ帰ってしまうため、探索がそこで打ち切られますが、すごいものと出会った、という事で、発見チャートの値が+2されます。

リバイアサンは、旧約聖書に登場する海の怪物で、ピノキオを飲み込んだ鯨も、このリバイアサンとされています。
ブランクワールドでは、巨大ウミヘビをイメージしたシルエットとなっています。
クラーケンは、北欧の伝承に登場する、タコやイカの怪物です。
ネオアトラスでは、クラーケンに襲われることがあるようです。
幽霊船もこの時代の船乗りたちに恐れられていたものです。
ローレライは、本来はライン川の畔にある岩山の上で、漁師を魅了して船を沈める美少女の伝説に由来していますが、ネオアトラス1469に人魚のイベントが登場するらしい、という事で、登場させたものです。

制作段階では、他にもいろいろな海のタイルがあったのですが、様々な取捨選択の結果、これらのタイルが最終的に残ったのです。