ジブセイルゲームス

ジブセイルゲームズはウォーゲームを扱う同人レーベルです。「椅子多め」の試遊卓併設ブースでお待ちしています。【2020秋ラインアップ】【新作】「Operations Research for COVID-19~図上演習 新型コロナウイルス~」感染対策本部幹事として「感染による死」「経済による死」の最小化を目指すソロ用Operations Research! 【2020春ラインアップ】「遠すぎた東大─神田解放区闘争-」東大安田講堂事件が起きたその日、神田地区を不法占拠し東大本郷キャンパスを目指して進撃する過激派とそれを阻止して神田解放区の奪還を目指す機動隊との戦いを机上に再現するボードウォーゲーム!

【両日E028】新作「満佐須計」 平安時代のカラーコーデバトルとは?
2017/11/26 9:00
ブログ

ジブセイルゲームズ、単独ブースとしてデビューしたゲームマーケット2017春に続いてゲームマーケット2017秋にもブース出展します! しかもなんと無謀にも「両日参加!!」

試遊卓を併設の「椅子多め」で皆様の来場をお待ちしております。「広いブースを歩き回って疲れたー!」というときのお休み処として気軽にお立ち寄りください。

今回ジブセイルゲームズが投入する新作は、平安時代の“カラーコーディネート”を楽しめるカードゲーム「満佐須計」(まさすけ)です。

平安時代の「ファッション」というと有名なのが「十二単」ですね。正式には「五衣唐衣裳」というそうな。こちら、目立つのはあでやかな表着や唐衣ですが、このあたりは、年齢や家柄、地位でデザインがある程度決まっていたそうです。

で、その下に着る、襟や袖、裾からさりげなく魅せる5枚の「五衣」と1枚の「単衣」を組み合わせた六色の「襲色目」(かさねいろめ)で、平安時代の宮中女子はファッションセンスを競っていたとのこと。ただし、格式のある宮中ですから、そこは、季節や祝い事に合わせた古来からの由緒正しい「T.P.O」があります。このT.P.Oを記した文献として平安時代末期に編纂されて現代に伝わっているのが、このカードゲームのタイトルにもなっている「満佐須計装束抄」です。この文献では、祝い事や季節ごとに好ましいとされた襲色目の名称とそれぞれにおける6色の組み合わせを紹介しています。



カードゲーム「満佐須計」では、この6色の組み合わせである襲色目を手札で完成させて、T.P.Oにあわせた点数を競います。カードには襲色目の名称とその色の組み合わせを記した「役札」と平安時代の色彩を研究者の考察を参考に再現した「色札」があります。自分の引いた役札に記した襲色目の6色を手札で集めた色札でそろうことができれば、T.P.Oにあわせた点数を得ることができます。完成できた役札の点数が最も多い人が「宮中で最も高い評価を得た平安トップレディ」となるのです。

ゲームのルールはいたって簡単。以下に掲載したルール「おおざっぱ・ばーじょん」にあるように、やることは・山札から1枚引いて1枚捨てる。・役札を交換する。・他人の捨札を拾って1枚捨てる。だけ。役札の色組み合わせがそろったら場に並べますが、その色組み合わせの「みやびな色彩」を愛でるのも「満佐須計」の楽しみ方の1つです。



競技時間は15~30分ほどですので、ぜひ、ジブセイルゲームズのブース「E028」で「平安時代のカラーコーディネート」をお試しいただければと思います。