Qdan(くだん)

Qdan(くだん)は、パーティーゲームに特化したスマホ向けゲームアプリを開発するインディーゲームスタジオです。

チャック横丁が好き
2024/4/25 23:51
ブログ

チャック横丁のすごさ 

初出展のQdanの佐藤と申します。普段はゲームアプリを企画開発しています。ゲームマーケットにはここ数年ほぼ毎回購入目的で来場し、2024春にゲームマーケットのブース「チャック横丁」で出展します。チャック横丁の設立経緯やどなたが作ったのか等、全く知らない非関係者なのですが、チャック横丁がなければ確実に出展していなかった人間として、チャック横丁の魅力を眠くなるまで書きます。

 

まず、名前が素敵

ミニゲームブースやお試しゲームズではなく、チャック横丁。このネーミングに痺れる。横丁は「表通りから横に入った細い道、またその通りのこと」で、実際の会場ではかなりメイン通りに位置しているものの、ニュアンスがすごく分かり、初めて見たときからグッと心を掴まれました。チャック横丁は思いつかないなー。発音も、文字面もいいです。カタカナ4文字が続いて、「横」というまさに漢字が入って、最後に「丁」というカタカナと漢字の間のような文字で締める粋さがチャック横丁にはあります。

制約を読むと、出展が想像できる 

条件や制限が他のブースよりも厳しく定められていて、その内容がすごい。

基本は「外箱がないゲームのみ出品すること」で、さらには「1種類・販売個数は100個まで」「装飾はポスターを卓前に貼ることのみ許可」などなど。私はこの制約を読んで、出展を決めました。

もともと参加していたゲームマーケットへ出展したいという思いがあったものの、ずっと出展は見送ってきました。というのも、出展サークルの方々の作品のクオリティはどれも高く、かつブースの装飾も凝っていて見ているだけでも楽しい。そんなとこに、時間も余裕も、経験もない僕たちが出ても、見劣りするのは明らかで、「めちゃくちゃいいアイデアが出るまでは」と逃げていたのでした。

いつもは「まず作ってみることの大事さ」を実感しているものの、ボードゲームは他のサークルの方々に見合うものを作ろうとすると初期投資がかなりかかりそうに見えます。客観的に見たら、まず1個でも作ってみたら?と感じるのですが、まず作ってみるっていっても仕事もあるしなーとか、一人で出展したいけどあのブースに一人で立っているサークルもあんまり見ないしなーとか、「みんな面白そうな作品をかっこいいブースで出して、すごい売れているっぽいが方法がよく分からない」→「忙しいし、なんかすごく大変そう」となり、やめていました。

でも、制約も見て、逆に「これを満たせばゲーム作って売れるってことか!」と感動したが、チャック袋が何か分からず検索した後、即出展申請で今に至ります。ずっと慣れ親しんでいましたが、チャック袋がこれを指していると思いませんでした。小さい袋って呼んでました。

チャック横丁に出展している人がかっこよく見える

大手サークルのスタッフ数が多く装飾もすごいブースも、1人で販売しているブースもどれも好きで巡って購入しているのですが、ほぼ何も装飾がなく、一人で売っているチャック横丁出展者がなぜかめちゃくちゃかっこよく見えることがあります。ミュージカルやサーカスなどの横で、1人の話芸で魅せる渋さみたいなものを感じ、羨ましかったです。僕も、家族も同僚も協力してくれなかったのもあり、一人で販売します。

 

眠くなってしまったので、あと10はある理由は改めて記載するとして、最後に、ゲームマーケット、またチャック横丁の企画・運営している方に深く感謝申し上げます。みなさんのおかげでボードゲームを作ろうと思えました。そして、少しでもみなさんに面白いと思ってもらえると嬉しいです。