サイ・コンジャリング

普段はクリーチャーのイラストを描いています。
蓄積する趣味のイラストの公開先として【サイ・コンジャリング】を製作しました。【サイ・コンジャリング】以外にも、比較的ライトなアナログゲームを製作、発表します! 出展作品 【サイ・コンジャリング】 記憶力で戦うTCG風ゲーム 第1弾を改善した第2弾を製作中! 【Reciprocity】 ライトな対戦パズルゲーム 互恵的利他主義を活用し、協力しながら出し抜け! 【キネシスト】 異能力バトル要素を凝縮したゲーム 異能力者を自在にカスタム!地形を破壊!相手の能力を推理!

【ジントリガー】ルール改訂、完了しました!
2023/8/10 0:20
ブログ

こんばんは!「サイ・コンジャリング」の案山子です!

ゲームマーケット2023春で販売した「ジントリガー」のルールページとして使用しているゲーム紹介ページを、2023秋に発売予定の拡張を視野に入れた内容に改訂しました

そもそも「ジントリガー」がどんなゲームなのか軽く説明致しますと、


共通のカードプール内で陣取り合戦を行うカードバトル系ゲーム

・正位置の「自陣カード」と、逆位置(相手から見て正位置)の「敵陣カード」が混じった山札を使用し、「敵陣カード」をプレイすると「自陣カード」に塗り替える事が出来る。

・最終的に最も自陣カードが多いプレイヤー勝利


という、端的に言えば「カードの取り合い」を目的としたゲームです。

フレーバー的には「シューティングゲーム」の要素を再現することに重きを置いており、キャラクターの現在位置を示す「場札」や、キャラクターが守っている「拠点」など、他のゲームにない独自のシステムが非常に多い事も特徴です。



(他のゲームにないシステムの例)
★「場札」という、キャラクターの現在位置を示すゾーンが存在する。相手の「場札」と同じエリアナンバー(カードに書かれた数字)を持つカードをプレイする事で、相手に「攻撃」を行える。

★「拠点」と呼ばれるゾーンにカードをストックし、カードを引く際に山札から引く代わりに手札に加える事でカードを繰り返し使う事が出来る。

★相手への「攻撃」が成功し、相手が被弾すると、相手の「拠点」にあるカードを全て「自陣カード」として総取りする事が出来る。

★相手の「攻撃」に対し、相手の場札と同じ数字のカードを出し返して「反撃」する事で、相手の手番中に動く事が出来る。「反撃」に対しても「反撃」出来るため、撃ち合いが発生する。

★攻撃範囲(カードを出せる数字の範囲と枚数)や行動回数(手番中にアクション可能な回数)はキャラクター毎に異なり、得意な戦術もキャラクターによって様々。


などなど、独自のシステムが多いため最初は戸惑う事も多い一方で、システムさえ理解すれば(スプラトゥーンを意識した)陣取りシューティングの世界観でカードバトルが楽しめます!

前置きが長くなりましたが、拡張を視野に入れたルール改訂内容は以下の通りです。


【ゲームプレイに関わるページの変更】
・プレイしたカードを捨て札に送る選択肢を消去し、一旦全て拠点に加えるように変更。
理由:攻撃を受けた際のリスクは拠点を失う事ですが、そもそも拠点を持たない事で低いリスクで攻撃行動が可能であり、攻撃時の読みあいや撃ち合いというゲーム性の一部をを損なっていたため、拠点の構築を強制化しました。これにより「強い拠点を構築する」という楽しみと、「相手に攻撃を命中させて拠点を奪う」楽しみが絶対的なものになりました。

・アイテムカードに関するルールを追加しました。
理由:エリアカードはあくまで自身の状態に関する変化を与えるものであり、相手に干渉する要素が「攻撃」しかありませんでした。また、エリアカードは最終的に全プレイヤー共有のものになるため、選択による独自性を発揮しづらい状態にありました。そこで、使い切りで効果のみを持ち、相手の攻撃に対する対応として使えない「アイテムカード」を追加しました。これにより「手札が多いのにカウンターする手段が乏しい」「強いカードを拠点に置いて繰り返し使う」「アイテムカードによるコンボを狙う」など、プレイヤー間の駆け引きに複数のパターンが生じ、ゲーム性が大幅に向上しました。

・復活地点カードに関するルールを追加しました。
理由:相手の攻撃に「被弾」した際に「場札にカードがない状態」が発生していました。この状態が感覚的に何を示しているのか、何の数値を参照して次のカードを出すのかが非常に分かり辛かったため、「場札がない」事を示すカードを実装しました。相手の攻撃に被弾し、復活地点まで戻される状況を想像してください。

【ゲーム内容に関わらないページの変更】
・ページ内容を加筆修正し、画像を追加。
理由:ルールがセットアップの段階からよくわからず、購入したは良いものの遊べないという声があったためルール改訂やページ整備の機会を探っておりました。今回、拡張の内容が決定致しましたので、ルールそのものは変更せず表現を調整する方向で画像を追加しました。

(現在、重要な変更は以上です。順次加筆し、加筆した旨をお伝えするゲムマブログを投稿します。)

拡張の情報は別の機会でご紹介致します!
拡張により追加されるカードによって、現在比較的単調であるプレイングが非常に多様化し、戦闘の回数も増加する、エキサイティングな拡張になる予定ですので、乞うご期待です!