ゲーム・アズ・ア・ランゲージ @pongoCG
本格対戦カードゲーム「札の語り部」を作成しています。「札の語り部」の特徴は以下の4つです。
1. 遊ぶのに必要な物はカードだけです。
2. フレーバー(世界観や雰囲気)を重要視しています。
3. 「何の役にも立たないカード」が(本当に)ありません。
4. 運要素はそこそこ強めで、初心者にも勝つチャンスがあります。
ゲムマ会場では体験卓も用意しております。インスト込みで30分程度で遊べますので、是非遊んでただければ幸いです。
- 【S05 札の語り部】死を選ぶヒロイン
- 2017/4/26 22:00
カードセット「ヴァルトブルクの歌合戦」
人数 2人か4人
時間 15分程度
広さ 600mm*600mmあれば十分
ルール 対戦型のリビングカードゲーム
前回:【S05 札の語り部】ファフニールの物語
「札の語り部」カードプレビューの最初の週では、7種類の属性(光)(火)(金)(木)(風)(水)(闇)の紹介を行いました。これらの属性には、各々代表となるキャラクターが存在します。今週、4月24日〜28日では、これらのキャラクターをご紹介します。
今回は(木)属性の《清き愛のエリーザベト》の紹介です。
(木)属性を代表するキャラクターです。エリーザベトはワーグナーのオペラ「タンホイザー」に登場するキャラクターで、主人公であるタンホイザーの恋人であり、物語のヒロインです。
一応注意:以下、オペラ「タンホイザー」のネタバレを含みます。
「タンホイザー」は、ヴェーヌスベルクで肉欲に溺れていた騎士タンホイザーが、あるとき現世に帰ってくることから始まる物語です。ここでは詳細は省かせていただきますが、結論だけ言うと、堕落した騎士タンホイザーは死にます。しかし、エリーザベトが彼のために自身の命を神に渡したことで、二人の魂は救われるのです。
カードとしての《エリーザベト》の能力は、自身を山札の下に置くことで、捨て札にあるカードを手札に戻せるというものです。これは、彼女が自身の命を使って他者を救う行為を表しています。
この能力が典型的ですが、「札の語り部」では、「死」のフレーバーは「山札の下」で表されます。捨て札は戦闘不能・生死不明というくらいの意味になります。山札の下に置いたカードは、いずれ引くことになります。つまり「札の語り部」における「死」は輪廻転生やキリスト教の復活のような考え方になっています。
なお、、、
【S05 札の語り部】(火)属性の紹介で紹介した《歌の殿堂のアリア》はオペラ「タンホイザー」の中でエリーザベトが歌う歌です。イラストの中でエリーザベトが歌っています。右側にいるのは・・・もうおわかりだと思います。
本日はここまでです。明日4月27日は(風)属性の代表となるキャラクターをご紹介します。
こちらから取り置き予約を受け付け中です: https://ws.formzu.net/fgen/S2494855/
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