グランドアゲームズ @grandoor_games
Works:「イーウォーズ(2016)」「キャプテンダイス(2016)」「ちょうちょ集め(2016)」「ウィングスピリッツ(2017)」「アネクトパンチ(2018)」「宇宙の瞬き(2019)」「軍師軍略(2019)」
- 「ベル早押しだけでは勝てない!」【A53】キャプテンダイス新装版のルール変更・調整点を公開
- 2017/4/26 18:03
【A53】グランドアゲームズです。
キャプテンダイスの新装版では、次の3つの変更を行っています。
- イラストレーター起用によるデザインの一新
- サイコロタイムのルール調整
- じっくり考えて遊ぶ新ルール「戦略モード」の追加
-全コンポーネント写真-
アート以外のコンポーネント・内容物は変更されていないため、ルールに関する「2」「3」の項目については、2016秋で頒布した旧版キャプテンダイスでもそのままお楽しみいただけます。
今回は「2.サイコロタイムのルールを一部変更・調整」について、変更内容と変更意図を公開します。
より詳細な情報を必要とされる場合は、こちらの公式サイトを御覧ください。
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ルールの変更点
サイコロタイムの終了ベルを鳴らせる条件を変更しました。
- 【変更前】場の財宝カード3箇所以上にサイコロが配置されているとき
- 【変更後】場の財宝カードの行・列・ナナメ列で、いずれかの列内の財宝カード3枚以上にサイコロが置かれているとき
ルール変更・調整の意図
以前の3箇所以上の設定では、4 × 4 の16枚の場の財宝カードの角だけを覚えておき、挟んだのを確認した段階でベルを押すだけ、というプレイングがどうしても強力でした。
「決断力」がテーマだったのでベルを鳴らすことを強くしたかったのですが、「思考停止で押せる条件のときは押す」行動が強すぎたため、ベルの即押しをするプレイヤーがいた際に盛り上がりにも欠けました。
キャプテンダイスには将棋でいう桂馬の位置にある敵カードを攻撃するカードがありません
旧ルールの3箇所以上という縛りでは、安全位置への配置でセッティングタイム・バトルタイムが開始されることも多く、面白さのポイントである「カードを裏向きで置く心理戦」を楽しむ機会も少ない傾向にありました。
単純にサイコロの配置数を増加させてでサイコロタイムの終了条件を変更することも可能でしたが、よりセッティングタイムでの心理戦要素を楽しめるようにするため、タテ・ヨコ・ナナメの列に必ず3箇所サイコロが置かれている状態を条件としました。
これにより、ほぼ100%他プレイヤーのカード攻撃範囲に入るため、少なからず考える必要を生じさせています。
サイコロタイムに「お手つき」ルールを採用
サイコロタイムの終了条件を少し複雑化することで、「お手つき」のルールも採用しました。
終了条件を満たしていない状態で誤ってベルを鳴らしてしまった場合(故意・不故意に関わらず)以後、そのサイコロタイム中はサイコロの配置とベルを鳴らす行動が出来ず、「ただ見守るだけ」となります。
たいてい、「お手つき」してしまうのは自分がすべてのサイコロを置いたか、2箇所に置いてカードを挟んでいる状態のはずです。
そこで焦ってベルを先行して押してしまうと、以後のサイコロタイムに参加できず終了のベルを鳴らせないため、必然的に親プレイヤーが獲得できない仕様になっています。
カードを挟んだプレイヤーが親プレイヤーになると簡単に大量得点が獲得できてしまうので、この点をバランス調整するための措置です。
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