米光と抜群のゲームデザイナーズ
- 「ちきゅうのむかしばなし」の伝え方
- 2017/4/23 2:37
不完全コミュニケーションゲーム「ちきゅうのむかしばなし」2回目の記事になります。
ゲーム紹介の記事で、親プレイヤーは一人のプレイヤーにだけわからないように子プレイヤーに自分の選んだおはなしを伝えなければいけないと書きました。具体的には子がすべての言葉のカードを見られるのに対し、そのプレイヤーはうち2枚だけしか見ることができません。
今回はこれを踏まえて親がどのようにプレイするのかを説明します。
例えばお題が「おむすびころりん」だったとしましょう。そのとき下のことばの並びではどうでしょうか。
うち2枚を見られるとしたらどうでしょう。「男」「行く」以外の組み合わせを開かれたらかなりの確率でバレてしまうのではないでしょうか。
ではこれではどうでしょう。
(※複数のカードをくっつけて置いた場合はそれで一つの意味になります。)
選択肢にもよると思いますが、このうち2枚だけで「おむすびころりん」にたどり着くのは容易ではないでしょう。この話にネズミが登場することを覚えていない人も少なくないようです。
むしろ、全てのカードを見た「子」でもわからない人が出てくるかもしれません。ですが、そういう人が一人二人出るくらいのバランスが確実に得点を稼ぐことができます。
それに、それくらいの方が答える側も歯ごたえがあるというものです。
むかしを思い出しつつ、言葉と言葉の絶妙な距離感をさぐってみてください。
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