数寄ゲームズ

そんな顔してどうしたの?

¥2,500

ゲーム概要

  • 出題者と回答者に分かれ、回答者は出題者が顔まねした動物を推測します。
  • 誰が最もナイスな動物顔まねをしたかを競う直接対決(FACE-OFF)もアリ。
  • 動物の意外な習性がわかるミニ動物図鑑も付属します。
プレイ人数 3〜8人 プレイ時間20〜20分
対象年齢6歳〜 価格2,500円
発売時期2016秋 予約
ゲームデザインPenelope Taylor イラスト・DTPMutsumi Kawazoe(ボックスアート)

ゲーム詳細


豆知識。レッサーパンダは英語ではレッドパンダと言います。
このゲームはこのような動物カードを使って遊ぶゲームです。

ゲーム概要

「そんな顔してどうしたの?」は、あなたの顔を使うジェスチャーゲームです。
剥製になった動物たちの顔カードから出題者が選んだ一つを回答者が推理します。
プレイヤーはL.C.ベイツミュージアム(メイン州の自然史博物館)の剥製たちの顔を知り、
またその過程で自分の顔の表現力を知ることにもなるでしょう。


ゲームの流れはこんな感じです。
最初に準備として3枚の番号タイルを並べ、
その両脇によくシャッフルした動物カードを6枚を表にして並べます。
ゲーム中は常に6枚の動物カードが場に並んでいることになります。



プレイヤーのうち1人が出題者となり、残り全員が回答者になります。
出題者はダイスを秘密裏に振り、今回、顔真似をする動物を決めます。
ここで出題者には二つの選択肢があります。

・出題者がその目に応じた動物の顔真似をします。
回答者は出題者がどの動物の顔真似をしているか推測します。

・直接対決(FACE-OFF)を行います。出題者はダイスを公開します。
回答者全員がその動物の顔真似をして、顔真似の正確さを競います。勝敗は出題者が判定します。

つまり出題者は、「自信があれば自分で顔真似をする」
「こりゃ難しそうだな、と思ったら回答者全員に顔真似をしてもらう」のどちらかを選ぶ感じです。
一問終わったところで出題者は時計回りに移ります。
そしてゲームは顔が疲れるか、山札が尽きたところで終わります。

このゲームで求められるのは動物の細かな特徴を捉える観察力、
そして顔の動きだけで動物らしさを再現する表現力です。
パッと見では無表情な動物でも、視点次第で「らしさ」を見つけられることもありますし、
それを表現することで「わからないけどなんかわかる!」という
不思議な意思疎通を味わうこともできるでしょう。

 
人間とは顔の作りから異なるウシ目の動物の違いをどう表現するか?

また、「動物の表情を頑張って真似る」という行為自体が
普通の生活ではまず味わえないシチュエーションですので、
このゲームで繰り広げられる光景そのものがシュールでユニークな体験を提供してくれることでしょう。


ところでここまで読まれた方でゲームに慣れている方の中には
「どうやって勝敗をつけるんだろう……?」と疑問を覚えた方もいるのではないでしょうか。
ルールを読んで同様の疑問が浮かんだぼくは
デザイナーのPenelope Taylorさん(Pennieさんと呼んでます)に質問しました。

その返信は
「There is no victory condition in my set of rules(私のルールに勝利条件はありません)」
でした。

そ、そうだったのかー! ……ということで、このゲームには勝敗がありません。

このゲームの勝敗が曖昧なのは、
おそらくは家族や友人間でアクティビティとして楽しむためなのでしょう。
中には「動物の顔真似なんか恥ずかしい……」という人もいるでしょうから、
競技性を極力薄めているのもそのように意図したものと思われます。

とは言え、日頃は競技的にゲームを遊んでいる身としては
白黒ハッキリした方がスッキリするのも確かではあります。
やっぱり「ぼくが一番動物の顔真似が上手いんだ!」って言いたいですよね。言いたくないですか?

ということで、競技性のあるルールを用意して貰えないかPennieさんにお願いしたところ、
日本語版では勝敗の明確なバリアントルールを同梱してもらう運びになりました。


とは言え、基本的には楽しさ優先のゲームだとは思うので、
「このルールが絶対です!」と言いたいのではなく、
一つの目安としてこんな感じはどうでしょうかという提案です。
遊び方は参加者全員で「こうしたらいいんじゃないの?」と話し合って
自由に楽しんで貰えればと思います。

そんなバリアントルールも含めた詳しいルールはこちらになります(PDFが開きます)。

また、製品にはゲームで使う用具の他、
「そんな顔してどうしたの?」で取り上げられた動物の紹介を纏めた動物図鑑が付属します。



記述量自体はそれほど多くはないのですが、ゲームに登場する動物たちの背景について知ることで、
一層真に迫った顔真似ができるようになる……かもしれません。

ゲームが遊ばれている様子は「Why the long face?」公式サイト(英語)でも見ることができます。



そんな顔してどうしたの?
プレイ人数:3~8人
プレイ時間:20分
対象年齢:6才~
価格:イベント価格2500円
ゲームデザイン:Penelope Taylor
イラスト:Mutsumi Kawazoe
デザイン:Osamu Kurata

内容物
・動物カード 40枚
・ダイス 1個
・説明書 1枚
・番号タイル 3枚
・動物図鑑 1冊

ゲーム体験

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