すまいる120円工房

【J51】ゲムマ春にて、同人版ビンジョー×コウジョーの差分キットを無料配布!
2018/5/3 5:29
ブログ



※この記事は「同人版」ビンジョー×コウジョーをお持ちの方への記事になります。
「アークライト版」ビンジョー×コウジョーを拡張するものではありませんので、ご注意ください。

 

 

ご無沙汰しております、すまいる120円です。

初版ビンジョー×コウジョーから早二年、色々ありましたが、
皆様のご支援もあってビンジョー×コウジョーのアークライト版が無事に発売されました

随分ご報告が遅くなりましたが、各地で遊んで頂けているようでうれしい思いです。

で!

アークライト版の発売にあたって、アークライトの方々の協力のもとに、
ビンジョー×コウジョーのルール・バランスを幾つか修正したのですが、
幾つかコンポーネントに修正が入ったので、その部分だけちょっと対応しますよー、というお話です。

 

てなわけで、ゲムマ春2018にて、
「同人版ビンジョー×コウジョーアップグレードキット」を無料配布させて頂きます!

(実際の中身はルール差分の修正配布(?)なんですが、ルール改正のためにアークライトの人が色々頑張ってくれたんだよ、という意味も込めて「アップグレード」と言いたい感じです。)

ちなみに、同人版刷った数と同じだけ持っていきますし、
同人版を持っていない方には関係の無いものなので、ゆっくり来てもらっても大丈夫です!たぶん。

またゲムマ後に詳しく記事を書きますが、ゲムマ春2018に来れない方向けにBoothでの配布も行います!
……が、申し訳ないんですが、Boothの場合100円+送料が必要になってしまうので、
ゲムマに来られる方は、他のブースのついでにちょろっと寄って頂ければと思います。

 



中身はこんな感じ。シールが5枚と、新しい資本金シートが入っています。



ルールの変更点はこんな感じ。
同人版のフォーマットのまま説明書全体を書き直す時間が十分に無かったので、
差分だけになります。読みにくかったらごめんなさい!気軽にTwitterとかで聞いてください!

 

というわけで、アップグレードキット無料配布のお知らせでした。
同人版から辛抱強く応援してくださった方々、ぜひゲムマ春にて受け取りに来てください!

以下、せっかくなので、デザインノートというか、雑記を色々と書きます。

 

 




とりあえず、一番目立つ「宇宙ロケット」の説明から!



これは、同人版の「電子機器」タイルの上に貼って頂くシールです。
「赤青緑黄」だった必要な工程が、「青緑黄」に変更される形ですね。

タイルを直接配布することも考えたんですが、
有難いことに裏面が擦り切れるまで遊んで下さった方が結構居られるらしく、
真新しいタイルが混ざってしまうとバレてしまうので、シールにしました。
(次から作るゲームにはちゃんとマット加工して擦り切れにくいようにします……)

変更内容についてですが、実はアークライトさんに「工程1つ辺りの価値」を色々と計算して頂きまして。
その結果、どうやら「赤のタイルの価値が高すぎるのではないか?」という結論になったため、
バランス調整のために変更されたものです。



また、電子機器だったころは「プラスチック」と「ダイヤモンド」を生産するために
「赤黄青緑」の順番に必ず並びがちだったのですが、

ロケットになったことで、「紫緑青黄」とか、「青緑紫黄」とか、「青緑黄紫」とか、
ロマンを目指しつつ、色んな選択肢が生まれたんじゃないかな、と考えています。

 

 




では、続いて「資本金シート」の説明を。



見れば一目瞭然、区切りが変更されました。
あと、「ターンサマリーがどこかに欲しい」という声もあったので、
せっかくなので資本金シート上に追加してみました。

元々、ビンジョー×コウジョーは「手作業でじっくりと進む前半」と
「自動生産で猛スピードで進む後半」に大きくフェーズが分かれたゲームでした。

とはいえ、同人版では「資本金シート」に触れられるタイミングがあまりにも遅く、
せっかくの「受注数が増える」というルールが選択肢として十分に機能していませんでした。

そのため、受注数が3枚に増える加減をグッと「5」に引き下げました。
また、副作用として、ゲーム序盤からどんどん製品タイルをめくれるようになったので、
若干運の要素が軽減されたり、ゲームスピードが速くなって、遊びやすくなったりしています。

 

 




また、「トッププレイヤーボーナス」を廃止しました。



元々トッププレイヤーボーナスは序盤の投資の活性化のために導入したルールでしたが、
「資本金シート」の区切りの改善によって、役割を終えました。

ルール的に少し複雑で忘れやすく、有利なプレイヤーが有利になりやすいタイプのルールでしたので、
非常にいい改善になったと思っています。

 

 




残りのルール追加、「初期タイルの追加」はゲームスピードを上げるため、
「最終ターンの追加」はゲームの公平性を増すため、一般的なボードゲームに近づけた、という形です。

そのほか、実はアークライト版には「製品タイルは直接手元に受け取らず、お金を増やす」というルール変更があるのですが、同人版はカウンターではなく、目盛りでお金を管理しているため、噛み合いが悪いと判断して今回の修正には含めていません。

※ちなみに、説明書に記載を忘れてしまったせいでよく質問が来るのですが、
「お金は15以上所持できる」が正しい処理です。よろしくお願いします!

 

 




 

以上5つのルール変更点の雑記でした。
ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

残念ながら弊サークルには新作はありませんが、
既作の「宇宙図鑑」は幾つか在庫を持っていきますので、そちらもよろしくお願いします!

ゲームマーケット春2018まであと2日!自分も当日が楽しみです!