RSS

ゲームマーケット大賞 優秀賞発表
 

ホーム > 運営からのお知らせ > お知らせ詳細

2017年07月12日(水) 11:30

「Argoat」プレイレポート

レポーターの肉と申します。
Argoat(アルゴート)を遊んだので報告させて頂きます。

 

【設定・ルールなど情報】

(パッケージ)

 

★ストーリー・設定

プレイヤー達は楽園「エデン」を探す冒険者となって、とある辺境の街付近を探索します。

ただしエデンへ入る事が出来るのはたった1人だけ。
その資格を得るためには、8つある「知識」を得て、誰よりも先に、「暗い森」の奥深くにあるエデンへと辿り着かなければなりません。プレイヤー達は、知識とエデンを探して、幻想的な世界を冒険します。

道中出会う他の冒険者たちは、たった1人しか許されないエデン入りの座を競い合うライバルですが、時には交渉し、知識や道具などを与え合い、助け合う事も。

果たしてエデンへと到達できる唯一人の賢者は誰なのか……!

 

そんな感じのゲームです。
名前の「Argoat」は「森」という意味でしょうか。

 

 

★ルール概要

最初に、フロンティアカード(=初期マップ)を配置します。

(初期マップ)


初期マップ真ん中の「辺境の街」がスタート地点となり、ここにプレイヤーコマが置かれます。
このゲームではマップカード1枚を1マスとし、プレイヤー達は1ターンに1マスだけ縦か横へ自由に移動することができます。

 

(ウサちゃんコマ)

また、「辺境の街」には、プレイヤー達と一緒にウサちゃんのコマも2つ配置されます。
このウサちゃんは「ブリーナ」というガイドさんです。「知恵を持つウサギ」という設定で、プレイヤーの移動距離を2マスに増やしてくれます。

ただし、このゲーム内の通貨「エメラルド」を1つ消費します。
エメラルドはスタート時に各人1つずつ所有しています。もちろんゲーム中に特定の場所などで稼ぐことも可能です。

(エメラルド)

 

初めは5マス分しかないマップですが、ゲームを進めていく内にマップ山札から引いたカードが配置され、世界がどんどん広がっていきます。
マップカードの配置は、基本的にそのカードを引いた者が自由に行うことが出来ます(ただし、マップに描かれた道が繋がる様に配置しなければなりません)。
新しくプレイする毎に、前回とは異なるマップが現れる仕組みとなっています。

(知識カード)

マップカードはどれも特別な効果を持っていて、止まったマスに書かれた効果が発動します。
クリア条件となる知識カードを得られたり、旅に役立つ道具カードを購入したり、遠くのマスへワープしたりと、様々な効果で冒険を助けてくれます。

 

特殊な物として「黒龍」の印があるマップカードがあります。

このカードが引かれたら、「暗い森」カードもマップ上に配置されます。このカードは全部で4枚ありますが、そのうち1枚にだけ、裏面にゴールとなる「エデン」が隠されています。他はハズレです。

暗い森のマスに止まったプレイヤーは、裏をめくって「エデン」があるかコッソリ確認できます。

最初に裏面を見る人はノーコストで確認できますが、2人目からは「その暗い森の裏面を見た人の数だけ」エメラルドを消費しなければなりません。
そのため、後から裏面を覗く人ほど、消費エメラルド数が増えてしまい、不利になります。

 

同じマスにいるプレイヤーとは、交渉し、互いに同意の上で知識カードや道具カード、エメラルド等をやり取りできます。
ここで特殊な点として、知識カードについては、交渉の結果として相手に与えても手元に残ります(実際の行動としては、対象となる知識カードを相手が入手する形になります)。
互いに知識を共有する様なイメージでしょうか。

 

世界に散らばる知識を8種類全て集める事で、暗い森カードを裏返すことが出来ます。
エデンのある暗い森カードを裏返したプレイヤーの勝利です。

 

 

【プレイ感想・魅力的な点など】

※今回遊んだ環境について

ボードゲーム会にお邪魔した際、他の参加者さんが持参されてきた物を遊ばせて頂きました。
プレイヤーは僕含む男4人。このゲームを遊ぶのも、皆さんと顔を合わすのも初めてでした。

そんな環境で遊んだ上で、僕が思った事を素直に書いていきます。

(※書き終えて読むと素直というか、楽しく遊べたテンションも相まって好き放題書いてる感もありますが、アホなオッサンがハシャいでるなぁ…と生暖かくスルーしてやって下さい)

 

★雰囲気が素晴らしくキュート

パッケージのイラストも綺麗だなーと思ってたんですが、中身のカードイラストもとても可愛らしく幻想的で素晴らしかったです。眺めてるだけでも楽しい。

コンポーネントも良く出来ていました。
例えば通貨アイテムのエメラルド。クリアグリーンのプラ製オモチャ宝石なんですが、キラキラしてそこそこデカくて、持ってると心が「うひょう!」となるんです。
こういう要素は結構ありがたいです。
入手した時に「うひょう!」と気持ちが盛り上がるようなコンポーネントは良いコンポちゃんだと思います。

 

あと外せないコンポちゃんは、やっぱりウサちゃんのコマですね。白くて小さくて木製でとても可愛らしいです。
このちっちゃいウサちゃんを連れて軽快にピョコピョコさせるのはとても楽しいです。
このウサちゃんコンポ単品で別売りしてたら買っちゃうかもしれない。

そんなウサちゃんの大きさが気になったのですが、「ラプス雪原」というマップカードのイラストで確認する事が出来ました。
そこには通常のちんまりサイズなウサちゃんもいれば、大人2,3人は乗れるんじゃなかろうかってくらいのデッカいウサちゃんも。 お好みサイズをより取り見取り状態です。
ちんまりヨチヨチ歩くウサ太郎か、それともおっきいモフモフ〜なウサ次郎か……。
お好きな方で脳内補完すれば、より楽しい旅となるのではないかと思います。

まぁしかし、どちらを連れて行くかは悩み所ではありますねぇ。
小さいウサちゃんからは、
「やっぱり男の人って、大きい方が好きなんでしょ?( ´ ;ω ;` )えーん!」
と言われてしまい、
はたまた大きなウサちゃんからは、
「アタシみたいなおデブより、スレンダーで小さい方がいいんでしょ?( ´ ;ω ;` )えーん!」
と言われて……。
大変悩ましい思いをする事があると思います。
(※ウサギの話です)

そういう時は素直にこう言ってあげましょう。
「馬鹿ヤロウ!小さいのも大きいのも、ぜんぶスキだ!」と。
(※ウサギの話です)

ちなみに僕は大きい方で脳内変換していました。
前述した発言と矛盾する様ですが、まぁあえて選ぶというなら、個人的には大きい方が好みです。ロマンがあって。
(※ウサギの話です)

話が変な方向へ脱線しましたが……。
とにかく、素敵なイラストで構成されたマップで可愛らしいコマをピョコピョコ動かしながら遊ぶ形式が、「幻想的な美しい世界でウサギと一緒に楽園を探して冒険する」という設定にもマッチしてて、非常に気持ちがホンワカします。
僕の好みと言うか、とても好きなタイプのプレイ感です。

 

★交渉が肝となるゲーム性

このゲーム最大のポイントは、「どれだけ上手く相手と交渉できるか」だと思います。
理由としては、1人で全部やろうとすると時間がかかり過ぎるからです。

まず、知識カードを8種類全部揃えればゴールへの鍵が開くのですが、全て1人で集めるのはドチャクソ面倒です。
これがドラゴンボールなら7つで願い叶うのですが、知識カードは1つ多い8種類です。
こっちにはドラゴンレーダーも無いですし、自分で情報集めないといけません。
筋斗雲もありませんし、あっても心が汚れた僕は絶対乗れないので、基本は全部徒歩です。
1ターン1マスの牛歩ペースです。

さらに、エデンの隠されたマップ「暗い森」は全部で4つ、その中でエデンの描かれた当たりはたった1つだけです。
全部調べるのは移動するのも大変だし、確認費用となるエメラルドもかさむし、そもそもエメラルド1個稼ぐには基本1ターンかかるし、でもウサちゃんに貢ぐエメラルドも稼がなきゃいけないし……。

色々考えていると、
「ゥワァァァァァァもうエデンなんざ知るかァァァァ!」
とテーブルをひっくり返して逃走しまいそうになります。

そんな訳で、効率よくゲームを進めるには、うまくライバル達と協力して情報共有していく必要性があります。

交渉でやり取りできるのは大きく分けて、「アイテム」「エメラルド」の物資と、「知識カード」「エデンの場所」といった情報の2種類。
知識カードは相手に与えても自分のカードは失われないため、この特性も上手く活用したい所です。
また、交渉は相手と同じマスに居ないと行えません。チャンスを逃さない様にする事も大事です。

 

 

★水面下の探り合いが激アツ!

前半で述べた様に、このゲームの世界観はキュートでふんわり幻想的ですが、そのゲーム性は結構イジワルです。
「ゲーム勝者は1番にエデンへ到達した、ただ1人だけ」というルール上、「いかに相手を出し抜くか」が重要になってきます。

特に中盤〜終盤になってくると、前半の和気あいあいとした雰囲気から一転、ピリピリと張り詰めた空気に。

もし誰かが「こいつもうすぐゴールするんじゃねぇか?」という雰囲気を醸し出した瞬間。
それまで脳内で流れていたキャッキャウフフでホンワカパッパしたBGMがピターッと静止、
唾を飲む音さえ響き渡るようなズッキーンとした静寂が訪れ、
どこからともなく「ざわ……ざわ……」という効果音が流れ出す……!

圧倒的……!圧倒的緊張感……ッ!
(※個人の感想です)

 

また、誰かがアイテムカードやエメラルドを貯め込みだしても緊迫した空気となります。
特にアイテムカードは使い捨てですが、その効果は強力なものが多く、しかも1ターン中の使用枚数には制限が無いため、貯め込んで一気に使用してゴールへ全力逃げ切りする事も可能です。

相手が知識カードを全然持ってないからと安心していたら、アイテムを連続使用されてあっという間にゴール!
なんて恐れもあるため、アイテム貯め込む奴が出だすと場は阿鼻叫喚に包まれます。

「やめろ…!馬鹿ッ…!取り過ぎだ…!」
「強欲…ッ!あまりに強欲…!」
「さえずるな、愚図ッ…!勝ちゃあいいんだよ…!」

地獄……!まさに地獄絵図……!
(※個人の感想です)

 

自分の進行状況をバレない様にしつつ、相手の進行状況を予想しながら、上手く騙して相手から情報を引き出したり、溜め込んだアイテムカードやエメラルドを吐き出させたり……。
そんな腹の探り合いと駆け引きが、もうスリル満点で、最高にアツい!と感じました。

 

特にこのゲームは相手を邪魔する事の出来るアイテムやマスが少ないため、自分の交渉術で相手を出し抜くのはとても効果的です。
とはいえ、あまりに最低な言動やヒドい嘘をついてしまうと、皆からのヘイトを買い過ぎてしまうので注意が必要でしょう。
周りに結託されて交渉の余地が無くなると、ほぼ詰みます。

まだまだゴールは先だと思わせておいて、相手が気付いた時にはもう遅い…!
と、いう状況が作れれば最高です。
最高に「してやったりィィィ!」な気分になります。
最高にハイ!ってやつです。
最高に楽しいです(ゲス顔)。

 

★まとめ
美しく幻想的な世界観と、ヒリ付く様な駆け引き。
そんな相反する様に見える2つの要素が楽しめるゲームでした。
気になる方は1度遊んでみる事をオススメします。

 

プレイの報告は以上です。
長文失礼致しました。

←運営からのお知らせ一覧へ戻る



Twitterの仕様変更によりハッシュタグ検索タイムラインは無くなりました。
トップへ