RSS

ゲームマーケット大賞 優秀賞発表
 

ホーム > プレイレポート > レポート詳細

2018年05月04日(金) 22:28 241 views

勇ヒノ

蓑竹屋GAMES様の「勇ヒノ!」を紹介します。

●ゲーム情報

タイトル:勇ヒノ! ~おお勇者よ、ヒノキの棒とは何事だ~
制作:蓑竹屋GAMES
プレイ人数:3~4人
プレイ時間:90~120分
対象年齢:12歳~

●ゲームの概要

武器職人となって、初期装備の勇者に装備を作ってあげるゲームです。
基本的には素材を収集し、装備カードと素材を交換して頭・胴・右手・左手・足の5カ所の装備を集めてその勝利点が最も高いプレイヤーが勝ちというものですが、「生産系スケジュールプロットゲーム」と銘打つように進行方法に大きな特徴があります。

ゲームは誰かが装備を揃えるまでラウンドの繰り返しで進行しますが、ラウンド内での手番順が一定ではありません。
ラウンドの流れは以下のようになっています。

  1. ダイスを振り、資源の入手場所(素材の種類に応じて3カ所ある)に配置します。
  2. スタートプレイヤーから順に、アクションカードをメインボードの下側に「プロット」していきます。
    ⇒手番を実行するのではなく、このラウンド内で「何番目の手番をとるか」を決めます。
    手番は1ラウンドに9回(8回ではなく)あり、早い手番をとるほど2回目の手番が遅くなるようになっています。
    また、4番目の手番は特別で、1ラウンドに3回手番を行うことができます。
  3. 2で決めた手番に従い、アクションカードに書かれた場所とダイスの目に対応した素材を入手するか、
    「お金を払って素材を得る」「手持ちの素材を別の素材に変える」などの街アクションを実行します。
    街アクションは一つの例外を除いて、1回実行した街アクションはラウンド中に実行できなくなります。
  4. 街アクションの一つ「工房」を実行すると、割り込みで全プレイヤーが装備の購入を手番プレイヤーから順に行ういます。
    装備カードはシリーズ毎に決まっている必要な素材と、それとは別に場にあるアーティストカードに書かれたコストを支払うことで交換することが出来ます。アーティストカードは追加の勝利点を持っており、要求するコストが高いほど勝利点も高くなっています。

このように、プロットによって「ラウンド中に自分の手番が来るタイミングを決められる」のがゲームの大きな特徴で、勝利の上でも重要なポイントになります。


光の加減が微妙で申し訳ないですが、写真の中央部がプロットエリア。
ここにアクションカード(プレイヤー毎に色が違う)を置き1~4番目の手番順を決めると、5~9番目の手番順が決まるようになっています。

 

●所感

プレイ時間の長い重めのゲームではありますが、必要な情報がカードやボードに分かりやすくシンプルに書かれているので初めてでもとても遊びやすく、インストもしやすかったです。
本ゲームの最大の特徴であるプロットは、素材収集のダイスと街アクションの使用回数が有限であることと上手く噛み合っており、毎ラウンドどう立ち回るかを考えるのがとても楽しいですね。

なお概要では触れていませんでしたが、勝利点を稼ぐための要素として勇者からのリクエストがあります。
「2カ所を○○シリーズにして欲しい」などの条件をゲーム開始時に与えられ、複数達成すると勝利点に大きなボーナスが入るようになっています。
……が、この複数条件達成について、(説明書でもカードでもきちんと書かれていますが)一つの例外を除いて重複した装備を条件達成に数えてはいけないという所はしつこいくらい説明しておいた方が良いです。
他のプレイヤーにはインストで「複数条件は同じ装備カウントしちゃ駄目だからね」と説明したにも関わらず、自分がその間違いをやらかして最強のドラゴン装備を集めたのに負けたなんて恥ずかしい悲劇を繰り返してはなりません。

勝ちを確信していたドラゴンシリーズ×4。
リクエストは「3カ所が同じ」「胴と足が同じ」で、重複NGなので本当は5カ所全てがドラゴンシリーズである必要があります。

 

●より楽しむために

プロットですが、素材収集よりも街アクションとの組み合わせで手番順が重要になると感じました。
・1番手+「工房」
アーティストカードは場に3枚で、装備購入中は補充されないため、自分の左隣のプレイヤーに工房を実行されると装備が手に入らないということが起こり得ます。
装備を手に入れたいときは初手「工房」、というのが仲間内でプレイしたときの鉄板になっていました。
・4番手+「門番」
4番手のメリットは3回手番を行えることですが、ラウンドで最後の手番を取れるという点も重要です。
スタートプレイヤーマーカーを獲得できる「門番」は唯一ラウンド中に複数回実行できるので、次ラウンドの手番で優位をとるために4番手を取るということも必要になります。

 

ゲームマーケット2018春でも、蓑竹屋GAMES様は「土-I11」にて出展されるようです。
今回紹介させていただいた「勇ヒノ!」も出展され試遊可能とのこと。
ぜひ足を運んでみてくださいませ。

勇ヒノ



レポーター
自己紹介
ターキーと申します。インディーズゲームが好きでこの度プレイレポーターの公認をいただきました。メカニクスを問わず軽量~重量まで、たくさんのゲームの楽しさを伝えられたらと思います。
web サイト
https://twitter.com/Turkey_BGM
トップへ