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2017年02月05日(日) 22:06 1.2K views

~属州統治~ ローマの力

あなたは属州の総督に任じられました
さあ、民を増し
ローマ文化を根付かせ
私腹も肥やしましょう!
任期中に成果を上げ、次期皇帝を目指してください

人数 1~3人
時間 20~60分
年齢 12歳~

 

プレイヤーは属州ボードを与えられ、

市民の数や黄金の獲得数、蛮族から開放した町の数や行政カードのポイントを勝利点として換算して

ゲーム終了時により良い統治をしていたものが勝ちとなります。

 

【ゲームの流れ】

まず各プレイヤーは4種の属州ボードから1枚を選び、

8つある集落のうち隣り合った2つだけを残して蛮族を配置します。

(蛮族の配置されていない都市が、最初に活用できる土地となります)

 

ゲームが始まったら、総督となったプレイヤーは5つのアクションタイルから1つを選びます。

この時、タイルを選んだプレイヤーにはそのタイルの通常効果と特権効果が適用され、

それ以外のプレイヤーには通常効果のみが適用されます。

処理が終わったら、次のプレイヤーが残ったアクションタイルの1枚を選び、同じように適用。

これを1巡したらラウンドボードの総督駒を進め、新たな総督からアクションタイルを選びなおします。

(プエルトリコやサンファンの方式をイメージしてください)

 

ラウンドボード(3人用)と総督コマ

 

 

ここで選べるアクションは5つです。

  • 討伐 – 集落を指定して蛮族を移動させる(ただし、移動させる蛮族<=手元にある未使用の民)
    • 特権:移動させた蛮族の1つを奴隷として獲得
  • 生産 – 民を集落に好きなだけ配置する
    • 奴隷を集落に好きなだけ配置する
  • 収穫 – 集落の配置した民か奴隷を1つ回収し、その土地の資源を獲得する
    • 更に追加で民か奴隷を1つ回収し資源を獲得する
  • 贈賄 – 資源を支払い行政カードを獲得する
    • 特権なし(先に行政カードを選べることが特権)
  • 行政 – 行政カードの効果を1つ使用する
    • 追加で行政カードの効果を1つ使用する(ラウンド中に同じカードは選べません)

 

最終ラウンドでは、各自がアクションタイルを1回づつ選び(重複可)

選んだタイルの効果を自分だけに適用したら、最後に点数計算を行って勝者を決定します。

 

 

これだけでは市民も黄金も手に入らないようにみえますが、

ここからの説明がこのゲームの核です。

属州ボードには、奴隷を市民にグレードアップする行政カードや

資源を黄金に変える行政カードが固定配置されているのですが、

このコストや効果がそれぞれ違うのです。

 

属州タイル

例えばある州では資材で奴隷が獲得できるため、討伐特権よりも他の特権を優先して獲得出来たり、

あるいは別の州では、同種の資材を3つ揃えなければ獲得できない黄金を、任意の4つで交換できたり。

加えて、収穫できる資源の配置も違いますので、属州ボードに合った戦略をとる必要があります。

 

【感想】

属州ボードで効果が違う、というのは耳にしていたのですが、

失礼ながら、遊ばせていただくまでは「バランスとれとるんかな?」と疑問に思っていました。

ところが実際に触ってみると、どの効果も便利ではあるのですが決してバランスブレイカーではなく、

むしろプレイヤーの戦略決定をアシストする、いいアクセントになっていました。

 

なにせ、ゲーム全体を通してのマネジメントが常に苦しいのです(だから楽しいんですけど)。

市民がいなければ生産・収穫が出来ないのに市民を配置すると蛮族討伐の人手が足らず。

そしてその市民を増やすためには彼らが汗水たらして得た資源と奴隷を行政に投入しなければなりません。

このあたりは、属州の違いこそあれ皆一様に統治者として苦しんでいたように思います。

 

ということでこのゲーム、うんうん唸りながら頭を捻って遊びたい方に是非オススメです。

10周年おめでとうございます。

 

~属州統治~ ローマの力



レポーター
自己紹介
ドミニオンに大ハマリしてボードゲームの扉を叩きました。
じっくり下地を作って一気に回せるような拡大再生産系のゲームが好き。
ラウンド数の少ないゲームでも同じことをやって、おっつかずに負けることもしばしばあります。
心理戦などの読み合い系は苦手気味。
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