RSS

ゲームマーケット大賞 優秀賞発表
 

ホーム > プレイレポート > レポート詳細

2018年04月29日(日) 16:40 248 views

江戸の版画王

プレイ人数 3~4人
プレイ時間 30~40分
年齢 10歳~

ゲムマ2018春(東京)直前、非常に紛らわしいタイミングですが、前回の作品のプレイレポートになります。

ちょんまげ工務店さんの『江戸の版画王』をご紹介させて頂きます。

ゲームマーケット2017秋(東京)にて2000円で頒布されていた作品で、もう入手経路がほとんど無いのカモしれない気もしますが、とても良く出来ていたので「こんなのもあるよ」程度に見てもらえれば、と思います。

ゲームデザイン:塩猿

蔦屋重三郎のような江戸時代の版元(出版社)になって、浮世絵を作って売るゲームです。

浮世絵は、絵師、彫師、摺師という職人による分業で作られます。

プレイヤーは版元として職人たちに支持を出して浮世絵を仕上げ、絵草紙屋で売りに出します。

どの絵師を売り出すか、版元としての腕の見せ所です。

という事で、ガッツリ和風テイストなカードゲームです。

浮世絵カードはこんな感じで、絵師ごとに色分けされていて、裏面は下絵(色無し)となっています。

誰とは言わないけれど、まぁ何処かで比較的良く見る絵がカードになっていますね。尚、浮世絵の知識は全くゲームに必要ありません

 

各プレイヤーに、お金(勝利点でもあります)管理用カードと各行動の内容等が書かれたサマリーカードが配られます。

ゲームの目的は、誰よりも先に20金以上を集める事です。

もしくは絵カードの山が尽きてもゲームが終了し、最後に最もお金を持ってた人が勝ちます。

 

ゲームはどんな形式かというと、

5種類の行動カードが場に並んでいます。

この中から、手番の人がひとつ行動を選ぶと、順番に全員が同じ行動を行います

次の人は残った選択肢からひとつ選び、それを順番に全員が同じ行動を行います。

と、いう形式でゲームは進行していきます。

プレイ人数が3または4人なので、最後の人でも(どちらか)選べますね。

全員が行動を選んで一周したならラウンドが変わってスタートプレイヤーが隣に移り、再び5種の行動から選べるようになります。

 

ではそれぞれの行動で何ができるのかを見ていきましょー。

【絵師】えし

場に「人数+1枚」の「絵」が並んでいるので、ココから1枚ずつ好きなカードを取っていきます

 

【彫師】ほりし

版画なので木を彫刻刀で彫るのです。ゲーム的には、手元に既にある「絵」を1枚だけひっくり返して「色付きの絵」にします

【摺師】すりし

彫った版下に塗料を付けて紙に転写して版画を作成します。カラフルなのはそれだけ手間がかかっているのです。

ゲーム的には、手元にある「色付きの絵」全てを商品化して「商品コマ(おはじき)」を受け取ります

【出版】しゅっぱん

ついに作った版画を売るのです。

「絵草紙屋」が三軒あるので、手持ちの商品コマを出荷していきます。1個出荷したら+1金になります。

ただし、一度に出荷できるのは同じ絵師の版画のみ、しかも絵草紙屋は一度に並べられる商品上限(4~8)が店毎に異なるだけでなく、ひとつの絵草紙屋は同時に異なる絵師の版画を仕入れないという暗黙の縛りルールが存在します!

上の画像では「店4は青」「店5は黄」「店6は赤」の商品を並べてしまった為、この手元に残った「水」「緑」の商品は出荷できません。ぐぬぬ…

出荷できなかった商品は、なんと破棄されます。せっかく作っても、売るチャンスすら与えらないのです!

絵草紙屋は同じ色の商品がMAXまで並ぶと次のターンには全て完売させるという超優秀な売り手なので、商品棚が空になった店に、次は何色の商品を誰が先に出荷してしまうのか!?が重要な駆け引きとなります。

【発展】はってん

全部で5種類ある「発展カード」を、お金、または手持ちの商品を支払って購入する事ができます。

勝利点でもあるお金を消費するだけあって、どれも購入時にお得になる永続効果が付いているので、発展カードを全く購入せずにゲームに勝利するのは難しいと思いマス。

 

ルールはここまで。

コレを実際に遊んでみると…

最初の1ラウンド目は、全員がお金0、「絵」も一枚も持っていない状態から始まる為、順に「絵師」→「彫師」→「摺師」→「出版」の行動しか選ぶ事に意味がありません。

そして全ての行動を全員一度ずつやるので…

つまり、もし4人プレイ時に4人が手にした「絵」が全て異なる絵師(色)だった場合には、早速4番手が商品をイキナリ破棄してお金も入らない!という事態になりますw

2ラウンド目から徐々に手持ちの「絵」の色がバラバラになっていくので、誰がどのタイミングで「摺師(商品化)」して「出版(出荷と換金)」するのか、の探り合いが激しくなります。

例えばAさんが同一色3枚のみ「絵」を持っていたなら、別の色の商品だけを店に並べてしまうだけで嫌がらせが出来ます。でも、やられると判っているAさんがその商品を払って先に発展カード「蔵(商品を破棄する際に3個だけ残す事が可能)」を購入したなら、後々ピンチになるのは他の人達カモ?みたいなゲームです。

「今コレを選ぶとアノ人は確実に困るよねぇ~」という状況が全員に見えている状態で行動を選ぶので、直接攻撃有りのブン殴り合いみたいなゲームが苦手な方にはアレですが、限られた状況でどうやって他人を上手く出し抜くかという競い合いのゲームとしてとても良く出来ているので、もし機会があれば遊んでみてはいかがでしょうか。

江戸の版画王



レポーター
自己紹介
2016からボードゲーム集め出したけど、基本ぼっちをこじらせている為、買ったのに遊んでいないゲームがたくさんあります。
30分超えたら重ゲーに分類、一人でも遊べるダイスゲー万歳。

クイーンズブレイド大好き。PSO2の6鯖アークス(ログインくらいだけどキャラ名同じ)
web サイト
https://twitter.com/luckydays4you
トップへ