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2018年02月24日(土) 16:51 491 views

ピカレスクロマンTRPG

『ピカレスクロマンTRPG』を読みました。

 

概要
推奨プレイヤー人数:GM1人、PL4、5人
使用ダイス:6面ダイス2個

 

キャラクターメイキング
メインジョブ5種とサブジョブ21種を組み合わせてキャラクターを作成する。
●能力値
能力値は4種あり、メインジョブごとに数値の振り分けルールが設定されている。
サブジョブは特定の能力値を1上昇させる。
●スキル
メインジョブに設定されている7つのスキルから2つを取得する。
サブジョブごとに1つのスキルを自動的に取得する。
●リソース
リソースは1種あり、数値はメインジョブごとに決まっている。リソースを消費して達成値を上昇させることができる。

 

ゲームの目的
ピカレスクロマンTRPGでは、最終的に最も多くの「利権」を獲得することが全PL共通の目的となる。
「利権」は、直接的に他PCやNPCから奪うこともできるのだが、「使命の達成」や「裏切り者捜し」によってもかなり大量に得られる。
●使命の達成
各PCには毎セッションのプリプレイ時に「使命」が配布される。この「使命」を達成すると、多くの「利権」を得られる。
●裏切り者捜し
PCの中には裏切り者がいる。いわゆるメインフェイズ終了後のクライマックスフェイズにおいて裏切り者を当てることができたPCは多くの「利権」を得られる。

したがって、いわゆるメインフェイズにおいては、使命の達成を目指しつつ、裏切り者を捜しつつ、できるだけ多くの利権を奪う必要がある。

 

ルールブックの内容
ルールパートやブランクキャラクターシートのほかに特記すべき事項としては、
・サンプルキャラクター5名
・サンプルシナリオ集3本
・リプレイ
・サマリー
が附属しています。

 

好きなところ

  • 「成長」の概念がない。このゲームでは、セッション終了時に「悪名点」が得られる。ただし、「悪名点」をたくさん得られたからといってキャラクターが成長するわけではなく、フレーバー的に、悪党としての影響力が大きくなるだけだ。常にPVPの構図が存在し、はっきりと順位のつくこのゲームで、あえて「成長」の概念をなくしたことは、ゲームをより手軽にしたというだけでなく、ワンオフセッションの勝敗がのちのちまで影響することを防いだといえると思う。
  • キャラクターメイキングが非常にかんたん。上記のとおり、ピカレスクロマンTRPGのPC作成においては選択すべきことが少なく、初めてのプレイヤーでも5分ほどでキャラクターシートが完成させることができる。
  • シナリオ作成が非常にかんたん。本誌にはサンプルシナリオが3本掲載されているが、1本1ページほどの簡潔なものだ。しかし、それだけ用意すればある程度濃密なセッションとロールプレイの機会が保証されているというのがすごい。
  • 全PCが1種類のリソースを奪い合うメカニクスはボードゲームライクに感じる。「裏切り者捜し」のギミックは人狼を想起させるし、「使命」はシノビガミなどの【使命】【秘密】システムを知っている人ならより理解しやすいと思われる。さまざまなアナログゲームの美点がすっきりと集約されているシステム。

 

公式サイトでは、ブランクキャラクターシートや行動サマリー、シナリオなどが無料公開されています。

 

ピカレスクロマンTRPG



レポーター
自己紹介
20代女性です。
ふだんはTRPGサークルのメンバーとしてTRPGをプレイしたり、シナリオ集を発行したりしています。
昔から水道管ゲームやモノポリー、バトルシップのような海外産ボードゲームが好きだったのですが、最近国産アナログゲームをプレイしはじめました。

ボードゲームを多人数で定期的にプレイできる環境がないため、少人数でプレイできるゲームを中心にレポートしたいと思います。

箱やカードなどのデザインがおしゃれなゲーム、戦略性と物語性が両立しているゲームが好きです。
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