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ゲームマーケット大賞 優秀賞発表
 

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2018年05月04日(金) 22:11 375 views

アイアムサバイバー!

ホワイトキューブ様の「アイアムサバイバー!」を紹介します。

●ゲーム情報

タイトル:アイアムサバイバー!
制作:ホワイトキューブ
プレイ人数:4~5人
プレイ時間:60~70分
対象年齢:12歳~

●ゲームの概要

漂着した名も知れぬ孤島で、水と食料を集めて生き延びながら救助されるのを目指すゲームです。
プレイヤーは一人につき三人のキャラクターを受け持ち、手持ちのキャラクターが救助される毎に勝利点を獲得、終了時に勝利点が一番多い人が勝利です。

ゲームは昼と夜の2つのフェーズからなる1ラウンド=1日の繰り返しで構成されています。
昼はキャラクター毎に一回、水の確保や植物の採集、島の探索などの行動を行い、生き延びるための資源を集めます。
夜は全プレイヤーで交渉を行いつつ、最後に水と食料をキャラクターに分配しその日を生き延びたかの判定を行います。
3日目、6日目、9日目に救援が来て、翌日に引揚げて条件を満たしたキャラクターが救助されます(一部例外で直後に引揚げる場合あり)
救援は「漁船」や「ボンボンのヨット」などバリエーションがあり、救援の種類によって救助される条件(人数、性別、必要になる水や食料など)が異なります。
10日目には孤島の火山が噴火してしまい、島に残ったキャラクターは全員死亡となりゲーム終了です。

上記が基本的な流れですが、プレイヤー同士が互いに干渉する要素として戦闘と交渉があります。
戦闘は物資として手に入る武器カードを使って、他のプレイヤーや救援者を襲って物資を奪ったりキャラクターを殺したり出来ます。
しかし、相手も武器カードを持っていると反撃されるほか、他のプレイヤーが助太刀することも出来るので、リスクの高い行為といえます。
交渉は昼の自分のターンと夜に行うことができ、交渉材料はお互いが納得できれば何でもOKです。
自分の力(運)だけでキャラクター全員を生存させることは困難なので、いかにに交渉で足りないものを他者から補えるかが重要になります。


ゲーム中の盤面。


多彩なキャラクター達。寿司職人など変わった職業もあり、持っている能力もその個性に応じて多種多様です。


こちらもバリエーション豊富な救援者達。
中には幽霊船やUFOなど、「果たして本当に救われたと言えるのか?」と考えさせられるものも。

 

●所感

ゲームの概要には書き切れていませんが、「孤島でのサバイバル生活」というテーマを色々な形でゲームに落とし込んでいるゲームだなと感じました。
水の確保には限られた水源しかなく、水源が涸れたら新たな水源を探してリスクの高い島の探索をしなければなかったり、
探索で野生動物に遭遇したら、倒せば肉は手に入るものの焚き火で焼かない限り食料としてカウントできなかったり、
比較的リスクの低い採集で手に入る植物は食料になるもののダイスの目によっては毒になってしまったり……
ゲームプレイそのものが物語として成立するようなゲームが好みなのですが、このゲームもキャラクターの多彩さと出来事の多様さによって様々なストーリーが生まれ楽しめました。

●より楽しむために

勝つためには交渉がカギを握るゲームなのですが、どんな交渉をすれば良いか分からない、という人のために仲間内でプレイした際の交渉例を紹介します。
・デメリットを打ち消した物々交換
水と食料は基本1対1交換をしたいところですが、食料には状態異常になる可能性があるデメリットを持つものが数多くあり、公平に交換できるのは稀になります。
しかし、植物の状態異常を無効にする「植物学者」や、生魚をノーリスクで食べれる「寿司職人」などデメリットを打ち消せる能力のキャラクターがいれば、Win-Winの取引にすることができます。

・焚き火の使用権と薪
肉や魚を安全な食料に出来る焚き火は全員が獲得できるわけではないため、焚き火を得た人はその使用権を振りかざして交渉で優位に立てます。
しかし、焚き火は薪になる資源カードを毎日くべ続けないと消えてしまうため、焚き火の所持者に対しては薪をくべることを交渉材料に出来ます。

・安全保障
対人や対救援者の戦闘での助太刀は、その場や事後でそのお礼として分け前を交渉することが多いかと思いますが、事前という手もあります。
ヤクザ(対人の戦闘勝利時に物資を3つ奪える)がいるなど、場がきな臭いときには手持ちの武器カードをちらつかせて、「もし戦闘になったら助ける」という約束を元手に交渉できます。
これ一個で一人分の物資というよりは、あと一押し何かあればというときの追加材料にちょうど良いです。
まあ、その後に探索で野生動物が出てしまってその武器を使う羽目になったりもするんですが。

 

ゲームマーケット2018春でも、ホワイトキューブ様は「土-I24」にて出展されるようです。
今回紹介させていただいた「アイアムサバイバー」も出展され試遊可能とのこと。
ぜひ足を運んでみてくださいませ。

アイアムサバイバー!



レポーター
自己紹介
ターキーと申します。インディーズゲームが好きでこの度プレイレポーターの公認をいただきました。メカニクスを問わず軽量~重量まで、たくさんのゲームの楽しさを伝えられたらと思います。
web サイト
https://twitter.com/Turkey_BGM
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