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ゲームマーケット大賞 優秀賞発表
 

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2017年08月05日(土) 19:25 1.3K views

化石鉱脈

 

プレイ人数 3~5
年齢 12歳~
プレイ時間 75~120分

アナログランチボックスさんの『化石鉱脈』を紹介していきます。

ゲームデザイン:須賀正樹  イラスト&デザイン:柴田沙央里

学術的に貴重な
化石を産出する「化石鉱脈」。プレイヤーは古生物学者となり
多くの化石を発掘し、
学会での発表、収集家への売却、博物館への展示を通して
研究資金の獲得を目指すボードゲームです。

 

さてみんな大好き恐竜の化石はカードになっていて種類別しかも2~4のパーツに分かれています。コレを集めて「骨格標本」完成させていくというワケです。

白亜紀、ジュラ紀、三畳紀、と時代によって取れる恐竜の化石も異なり、狙って同じ恐竜を完成させるにはカードの時代にも注意しないといけません。

ボードはこんな感じ。見切れていますが、外周に所持金額(得点)トラックがあります。

ゲームは「ワーカープレイスメント」と呼ばれる形式で、毎ラウンド各プレイヤーに4個のコマが与えられます。

全部で0~6までの七種類の行動がボード上にあるので、順番に1個ずつ手持ちのコマを行動したい枠に置いていきます。

ですがよく見ると各行動には先着順に枠があって、枠がいっぱいになるとそれ以降の人は同じ行動ができなくなります。

全8ラウンドを行って、最終的に最も収入金額(研究資金)が高かった人がゲームに勝利します。

0:地質調査…このラウンドで発掘する化石カードの内訳をみる事ができます。欲しいパーツを探して効率よく集めたいですね。

1:事前準備…次ラウンドのプレイ順を変更します。例えば行動3には二枠しかない為、スタートプレイヤーが圧倒的に有利なのです。

2:発掘調査…毎ラウンド計5枚の化石カードから1枚取れます。が同時に発掘するコマが3個なら上から3枚目までしか取れません。選ぶ事はできますが、入手した時点では「〇〇の化石の岩石」として裏側のまま貰えます。

3:学会での発表…化石カードは持てる数に上限があり、不要な化石をココに出すと「名誉」が上がって所持数上限を増やせます。なんと二枠しか存在しない為、ゲーム前半は学会の席を如何に確保するかの激しい闘いとなるのです。

4:プレパレーション…岩石を磨いて化石を取り出します。磨いて表向きにした化石のパーツが全て揃ったときにやっと「骨格標本」になるのです。

5:収集家からの依頼…↑黄色いカード。磨いた化石カードを換金できるボーナスカード。時代別でまとめて売り捌く事ができます。最初のゲームの説明と真逆のような気もしますが、全パーツ一式を揃えるのは非常に難しいので、数打ちゃ当たる作戦ならコレです。

6:博物館への展示…↑青いカード。磨いた化石を博物館に飾ると、それ以降の毎ラウンド微収入が貰えます。骨格標本が完成に近いほど高額ですが、1パーツのみでも飾れます。ティラノの尻尾だけ単品で飾っても何の問題もありませんが、後からティラノの頭だけ単品で出されたりしたら微収入の権利は横取りされちゃいます。すなわち、何でも博物館送りにして青カードによる収入権の奪い合いが熱い展開になるのです。

 

以上の行動を、全員が全てのコマを置き終えたら行動番号の小さい順に処理していきます。

なので、同じラウンドにおいて、発掘から入手した化石を磨いてそのまま博物館へ、という流れも可能です。ただし3・5・6は二~三枠しか無いので、早い者勝ちになっちゃいます。

 

■遊んでみた感想

最初は恐竜の骨格標本を集めるという「セットコレクション」だと思ってゲームは開始しましたが、2ラウンド目にして全員が化石所持数上限に引っ掛かり、手にした化石は捨てるに捨てられない為に標本とか全部って揃わないんじゃないの…?と皆が首を傾げ、しかしながら1人が3パーツ中2パーツのみで博物館に展示した辺りから様子が変わります。

「うは。コレ先に出しとけば超儲かる」

「でもソレは上書きさせて青カード貰っちゃうよ」

て感じで、実はパーツ揃えるんじゃなくて「如何にして他人を出し抜いて、何をいつ換金するのか!?」というゲームでした。

骨格標本とか学会での名誉とか色々と説明してきたのに、結局はお金で勝敗が決まってしまうという、本当にソレでいいのかと思わずにはいられませんが、この地味目で真面目なカードやボードと違って、ゲームは運良く先に上手い事やった奴が勝つ、という展開で予想以上に盛り上がりました。

ただし換金方法が先着順で抑えられてしまう為に、最終8ラウンド目になると化石なんか掘ってる場合じゃないので、7ラウンド終了時点で何気に結果が既に出てしまっている感じはしました。5人で遊びましたがやはり「3学会発表」が二枠しか無いので、スタートプレイヤーと学会の奪い合いがw

尚、ルールシートを読んだ段階では「6博物館への展示」は骨格標本が完成していないと展示はできない、と思っていたのですが青カード(展示カード)の表記を見る限りではパーツ数により毎ラウンドの収入金額が変わる、とあります。そこで化石カードの発掘を速める為にも、「パーツ単品でも展示可能」というルールで遊びました。これに関しては、もしかしたら制作側の意図するところでは無い遊び方だったのかもしれません。

75~120分とありましたがインスト含めて5人で90分程度で終われましたし、ゲームマーケット作品だと踏まえた上で、初めて知って遊んでくれた人にも好評でしたよ。

化石鉱脈



レポーター
自己紹介
<p>2016からボードゲーム集め出したけど、基本ぼっちをこじらせている為、買ったのに遊んでいないゲームがたくさんあります。<br />
30分超えたら重ゲーに分類、一人でも遊べるダイスゲー万歳。</p>
<p>クイーンズブレイド大好き。PSO2の6鯖アークス(ログインくらいだけどキャラ名同じ)</p>
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