ゲームマーケット 次回開催は、2019秋11.23(土)24(日)東京ビッグサイトです。
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SoLunerG

ブログ2019年10月05日(土) 12:00

FOGSITE/フォグサイト 審査通過のご報告とデザイナーズノート


■はじめに

ゲームマーケット2019春にリリースした
迷路探索ゲーム、FOGSITE(フォグサイト)

この度、「ゲームマーケット大賞2019」の一次審査を通過し、
さらに二次審査も通過致しましたことをここにご報告させて
いただきます。錚々たるタイトルから選出していただき非常に
光栄です。

おかげさまでここまで進むことができました。「FOGSITE」を
手に取って下さった方、遊んで下さった方、応援して下さった
皆様に心から感謝を申し上げます。

どのタイトルも大賞として相応しいものばかりなので、この次に
進めるのかは正直分かりませんが、ゲームマーケット2019秋には
2nd Editionとして再販も行うので、これをきっかけにより多くの
方に遊んでいただけることを期待しています。


■デザイナーズノート

審査通過を記念し、FOGSITEが完成するまでを振り返ります。
SoLunerGのゲーム制作の様子が分かるかと思います。

■INDEX
▽きっかけは過去作品
▽「体験」をデザインする
▽プロトタイプを作ったものの…
▽たくさんの人とたくさんのテストプレイを
▽箱の使い道を考える
▽特別な世界観を探る
▽テストしたくなるモックアップ
▽縁は思いがけないところから
▽最大の難所「説明書」
▽やはりデザイナーは偉大
▽感動の瞬間
▽手間<遊びやすさ
▽転機は突然訪れるもの
▽そして伝説へ…

 


 

▽きっかけは過去作品

2015年に「Dの迷宮」というPnP方式のゲームを公開しました。
この頃はSoLunerGを創設したばかりでオリジナルゲームの制作
経験もなく、この「Dの迷宮」もシステムは「スフィンクス」、
特殊効果やテーマは「ドラゴンクエストダンジョンR」を参考に
したリメイク風ゲームで、オリジナル要素は少な目でした。

久々に「Dの迷宮」をプレイし「迷路探索ゲームを作りたい」と
思ったところから制作がスタートしました。
(無料でDLできるので良ければ遊んでみて下さい。)

 

▽「体験」をデザインする

「迷路の構造をじっくり考える」ゲームにしたいと思い、あえて
システムやテーマを固定せず、最も上手く生かせる方法を色々と
模索しました。

この時点では2人用の対戦ゲームでしたが、「呪いのミイラ」で
非対称型があると知り「迷路の構造を”みんなでワイワイ”考える」
と体験できる内容を掘り下げていきました。
結果としてインタラクションが増え、全員で協力して推理する
形になったので、この移行はとても良かったと思っています。

 

▽プロトタイプを作ったものの…

・一方がタイルを並べて迷路を作り、もう一方が探索。
・探索結果に応じてタイルを並べてマッピング。
・壁にぶつかるまで手番を続けることができる。
・別の場所からスタートした仲間との合流を目指す。
という要素は今と同じですが、遺物カードやガーディアンの
手番は無く、淡々としたプレイ感でした。

この時点では没になる可能性もあり、他のアイデアと並行して
テストを行っていました。

 

▽たくさんの人とたくさんのテストプレイを

BGEngineというオンラインテストプレイツールを利用し、
βテスターを募集しました。

たくさんテストプレイすること」を目標に、たくさんの方に
ご協力いただきました。ここでかなりシステムが固まりました。
具体的にはカード効果が定まったり、ガーディアンの攻撃と
制限時間が連動するようになりました。

 

▽箱の使い道を考える

HABA社を始めとした海外メーカーには箱を上手く活用した
作品がたくさんあります。
以前からこのような「箱も使うゲーム」に憧れていました。

最初は「スフィンクス」式に机に丸タイルを並べて迷路を
作っていましたが、ちょっとした衝撃で迷路が崩れる問題に
悩まされることとなります。
タイルを四角にして箱に入れるとこの問題は簡単に解決し、
さらに非対称型だと衝立は1つしか必要なく、箱の蓋を
組み合わせるアイデアも同時に生まれました。仕切りを追加
することで横から見える心配もなくなりました。

 

▽特別な世界観を探る

ある程度システムが出来、テーマについても考え始めました。
「暗いダンジョンに挑む勇者一行」など色々と考えましたが、
ありふれていないテーマにしたかったので「暗闇」ではなく
「霧」に、「ダンジョン」ではなく「古代遺跡」に変えて
タイトルもFOG(霧)SITE(遺跡)と早々に決め、ロゴまで作り
モチベーションを高めました。

世界観が定まったことで遺物のイメージも固まり、設定や
フレーバーテキストなどを組み上げていきました。

 

▽テストしたくなるモックアップ

イラストレーターの相方にお願いしてボックスアートやタイルを
描き下ろしてもらい、モックアップを制作して、テストプレイを
行いました。テストする側のモチベーションのためにもある程度
世界観に入り込めるようにすることを心がけました。

 

▽縁は思いがけないところから

カトリーナのトレンド探偵-オリジナルのアナログゲーム-
(NHK)にて、個人でゲームを制作している人として取材して
いただいたり、「地球最後の夜に」のMV(しなまゆ)に小物
として使っていただくなど予期していなかった嬉しいご縁を
いただきました。

 

▽最大の難所「説明書」

毎回苦戦する説明書ですが今回も苦しめられました。何度も
改訂を重ね、時間をかけて制作しました。
複数の方に校正していただいたので内容に不足はありません
でしたが、それでも時間はかかりました。
可読性向上のために行った、改行の位置調整が特に大変でした。
(この文章も改行位置に気を付けて執筆していますが、画面の
サイズによってはズレて表示されるかもしれません…)

頭の中にあるものを全く知らない人に分かるようにするのは
とても難しいことなのだと説明書を作る度に思います。

 

▽やはりデザイナーは偉大

名古屋テストプレイ会には非常にお世話になりました。
あのI was gameの上杉カレーさんみさき工房のみさきさん
始めとするデザイナーの方々が集うレベルの高いテスト会です。

ルール読みからのテストや建設的なご意見をいただき、ここで
一気にブラッシュアップされたように思います。制限時間となる
タイル枚数もここで調整できました。

 

▽感動の瞬間

印刷をお願いしていたBGM盤上遊戯製作所様から大量の
段ボールが届きました。
ぴったりはまる化粧箱、抜きやすいチップなど、品質の
高さにはいつも驚かされます。この時が最もテンションが
上がりますね。

開封の儀を楽しんだ後はひたすらマシーンと化して箱詰め
作業ですが、「音楽を聞く時間」とすることで、なんとか
乗り切ることができました。

 

▽手間<遊びやすさ

蓋が倒壊する対策として急遽、磁石を貼ることにしました。
200個分の貼り付け作業はなかなかに骨が折れましたが、
愛を持って最後まで完遂することができました。

 

▽転機は突然訪れるもの

いつもお世話になっている長谷川登鯉さん主催の事前体験会にて
FOGSITEを体験していただいたことから注目が集まりました。
口コミの影響が大きく、予約も一気に伸びました。

 

▽そして伝説へ…

おかげさまで過去一番の結果となりました。たくさんの反響を
いただいたので、その日のうちに再販を決めました。

ゲームマーケット終了から数日と経たないうちにプレイ報告も
上がり、とても嬉しかったのを覚えています。

 

改めてこうして振り返ると、本当に多くの方に支えて
いただいていることを実感します。

いつも本当にありがとうございます。

 


 

ここまでご覧いただきありがとうございました!

ゲームマーケット2019秋は土曜日のみ「T17」での出展です。
一体型で試遊もできますので是非お立ち寄り下さい。

ブース名

SoLunerG

SoLunerG

ブース番号

2019春 土-S17-18 体験卓あり

ブース詳細

SoLunerG(ソルナーゲームズ)は「未だ見ぬ“遊び”の極点へ。」をコンセプトにオリジナルのアナログゲームを創作しています。 太陽が昇り月が沈むまで、時間を忘れて夢中になれる斬新で魅力的な作品を目指していきます。 はまりたがり/ヰニシヱ戦棋/常夏日記/MimicArts/旬果旬菜/WeddingRing/FOGSITE

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その他

http://solunerg.com/