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【新作】フェイクディガー の制作ストーリー「大手町スピン編 ⑦」
2019/4/2 17:00
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本業のプロジェクトは無事、リリースを終え、
精神的にも体力的にも少し余裕ができた。
しかし、『Fakers』プロジェクトの方は二度と再開される事はなかった。
何故ならば、大事なメンバーの1人がいなくなったからだ。
彼とは、もう二度と会う事ができない。話す事もできない。

ただ、彼は最後に『Fakers』プロジェクトの再開を
願っていたらしい事を誰かから聞いた。
これは私個人のただのワガママだが、そういう気持ちがあったのならば、
ずっと力を貸してもらいたかった。
実はあまり、この時の事は覚えていない。
現実を受け入れられない、受け入れたくないというか、
できれば思い出したくない過去の一つなのだと思う。

それからしばらくして、私は所属していた会社を退社し、
大手町のプロジェクトから抜けた。
アーリーやトムは残っていたが、2人と会う機会は減った。
たまに会っても『Fakers』の話はしなかった。
何となくタブーのような気がしていた。
と言うより、間接的にキョウの話をしたくなかったのかもしれない。

当然、心残りはあったが、私一人で『Fakers』を何とかできるとは思えなかった。
そこから、さらに約3年の月日が流れた。

次回、『将棋編①』

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