ウニゲームス

2018秋ゲムマ初出展です。
楽しくてためになるゲームを作っていきます。

『カリフ』登場カード紹介
2019/11/14 20:38
ブログ

中田考先生監修・本格イスラム教すごろく『カリフ』のゲムマ受け取りご予約はBoothで受け付けております

『カリフ』に登場するカードの種類は枠線の色で区別されます。今回は黄色の枠の行動カードを紹介します。


礼拝

全てのプレイヤーはそれぞれ1以上のラカート(礼拝単位)の数を宣言し、白ダイスを1つ1回振ります。ダイスの出目が宣言したラカート以上の時、宣言したラカートの数の徳を獲得します。

欲を出して大きな数を宣言する人はもちろん、控えめな数を宣言した人も礼拝をよく失敗します。

ラマダーン

次に誰かがラマダーン(断食月)の効果を発動するまで、全プレイヤーは断食期間に入ります。断食中は各プレイヤーは手番開始時に徳1点を獲得します。断食期間中は物を食べられず、物を食べたプレイヤーはそれ以降ラマダーンによって手番開始時に獲得する徳1点が無効となります(飲み物は構わない)。止まった時に手番タイルを裏返す。

ボドゲにつきもののお菓子をうっかり食べてしまうので、みなさん気をつけましょう。

フトバ(礼拝説教)

人々に説教ができます。フトバを行うプレイヤーは白ダイスを2つ振り、ダイスの出目の差分の名声を獲得します。ゾロ目となった場合説教は失敗となり、ダイス1つの出目と同じ値を自身の名声から喪失します。もし7のぞろ目となった場合説教は大成功となり、自身の徳と名声に7ずつ獲得します。

7つのゾロ目を出した時は神の奇跡を感じるような説教ができましたが、他のゾロ目はあまりにもつまらない説教のためブーイングを受けて名声が下がります。



犠牲祭

人々に羊肉をふるまえます。犠牲祭のカードに止まったプレイヤーが犠牲祭の開催を宣言した場合、全プレイヤーが任意の額の所持金を徳あるいは名声のどちらかに交換できます。ハッジ中のプレイヤーは所持金と徳/名声の交換を行わずに1ディナールを受け取れます。

イラストではカリフが犠牲祭でふるまう羊の目利きをしています。

ハッジ(巡礼)

メッカ(聖地)への巡礼を行う。 ハッジはファルド(義務)だが、一度でもハッジに行ったことのあるプレイヤーが再びハッジに止まった場合、ハッジを行わなくてもよい。
ハッジに行くとプレイヤーは人間(ミープル)からラクダになります。ラクダになったプレイヤーは数々の行動制限がかかりますが、中にはラクダだと得することも……?
ハッジの開始
ただちに5点の徳を獲得すると同時に5ディナールを支払う。所持金が5ディナール未満の場合は所持金を全て支払う。そして盤上の自身のプレイヤーコマをラクダコマに置き換える。
ラクダコマに置き換わっている状態をハッジ中と呼ぶ。ハッジ中のプレイヤーはハッジが終了するまで行動の制限を受ける。

ハッジの終了
ハッジ中のプレイヤーが再びハッジに止まった時にハッジが終了する。ラクダコマをプレイヤーコマに置き換え、ラクダコマはプレイヤーボードの所定の位置(ラクダ小屋)に置く。以後、プレイヤーは行動制限なく通常通りカード効果を発動できる。

ザカー(浄財)

10ディナール以上を所持しているプレイヤーは全員3ディナールを捨てる。所持金が10ディナール以下のプレイヤーも3ディナール捨ててもよい。3ディナール捨てたプレイヤーは徳を1点獲得する。ハッジ中のプレイヤーは1ディナールを受け取る。