コロラボ

「シンプルで奥が深いゲーム」をコンセプトに、カードゲーム・ボードゲームの制作をしています。
作品:ネコじゃらし/四季ならべ/Facili-tale/Blue Border/うのうさのう

コロラボ新作「Blue Border」メイキングストーリー③ 「ゲーム開発って…おもしろっ!!」編
2019/5/19 12:00
ブログ

Blue Border  5/25事前取り置き予約 好評受付中!



コロラボです。2019春新作のBlue Borderの制作の裏側をご紹介します!

前回は、Blue Borderで使う32色が決まってきたところまで、お話をしました。

サンプルも出来たところで、満を持してテストプレイを始め、ゲームのルールを作り込んでいきます!

 

ちなみに、確定したルールの概要はゲームマーケットの公式ページでご紹介しております!

http://gamemarket.jp/blog/2019%E6%96%B0%E4%BD%9C%e3%80%80blue-border%e3%80%80%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%A6%82%E8%A6%81/

実は、今でこそ、Blue Borderは↑のルールに落ち着きましたが、

筆者が最初にこのゲームをメンバーにプレゼンした時は、全く別のルールでした!



表から見ると、それぞれ色が微妙に違うことは分かるけれど、

それでは実際に、この色の数値がいくつなのかを当てるのは、結構大変です。

この仕掛けを利用した、「ブラックジャック」みたいなゲームを筆者は最初に考えました。

で、それをコロラボメンバーでプレイしたところ・・・・

こんなん分かるかいっ!!(#`Д´)凸

と、大不評を受けてしまいました(^^;)

たしかに、後から考えれば、数字の幅1~32と大きいため、カード引きの運要素が強すぎて、

ブラックジャックには不向きこの上なかったわけです。

組み合わせる要素があまり良くなかった典型例ですね!そしてオリジナリティが全然無い…笑

 

それでも、ただの評論家で終わることなく、みんなでブラッシュアップしていけることが、コロラボの最大強み。

それぞれのメンバーが、こうすれば面白くなるのではないか!?と、臆することな自分の意見を出し合います。

まず、コロラボの大命題として、「単純だけど奥が深い」というテーマがある中、

1~32の複数の数字を足し引きするのは結構大変で、ストレスが強いと思う、と、

このブログの創始者であるメンバーが意見を出してくれました。

私たちが作っているものライトゲームである以上、複雑な計算を強いられる様なルールじゃだめなんですね。

 

そして、また別のメンバー(前々作:「四季ならべ」の作者)が、

「青のグラデーションがこのゲームの売りの一つなのだから、色を順番に並べていくこと自体を楽しめると良いと思う」

というポジティブな意見を出してくれたことにより、

「浅いところから深いところまで、海を潜っていく」というテーマ性と、ルールの根幹が定まってきました。



おおっ!

なんか、「おりじなりてぃ」っぽいのが出てきたぞ!! 後、やっぱり色を並べるの楽しい!

いい感じのルールの根幹が見えてきて、暗礁に乗り上げかけていたメンバー 一同のテンションが爆上がり ↑↑↑

これにて一件落着!は、まぁしないですね 笑

上のルールだけだと、色を順番に並べるのは確かに楽しいんですが、

出てきたカードで良い感じのものを取って並べるだけで、若干作業感が強いゲームになってしまいます。

もっと、ハラハラドキドキできるワンポイントアクセントはないだろうか・・・

そこで、これまた別のメンバー(前前前作:ねこじゃらしの共同作者)がポジティブな意見を出してくれます。

「当初のコンセプトに基づき、色の絶対差を自分の目で見分けるという要素があれば、もっとエキサイティングになるのでは?」

そ、それだーーーーっ!!(|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!

ということで、更にワンポイントアクセントを追加



例えば、この左図に並べられた青の色だけを見て、

そのターンに置かれた「赤点線のカード」が、その前に置かれたカードと比較して、

あまりに色調差が大きすぎる、と他のプレイヤーが感じたら、それを指摘することができるルールを追加しました!

指摘の結果、差が一定数以上あったら指摘したプレイヤーの勝ち、一定数以下だった負け。

そんなハイリスク・ハイリターンな「チャレンジ」のルール追加することによって、俄然ゲーム性が増してきたのでした!

というように、ゲーム作りは決して単純に楽しいばかりではなく、

ルールが固まってくるまでは大変に感じる時も結構ありますが、

その分、「面白くなってきた!」と感じられた時の高揚感は格別です!

そういった諸々の紆余曲折も含めて、やっぱり「ゲーム開発って…おもしろっ!!」だなぁ、と思います。

というわけで、本日はここまで。

次も、何か話をしたいな、と思いますが、気付けば来週ゲムマ到来…(^^;)

出展作品

・「うのうさのう」(新作)

・「Blue Border」(新作)

・デビュー作にしてレジェンド「ネコじゃらし」

2019春 ゲムマ(L-03)  よろしくおねいがします!!

 

 

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