氷雨亭

同人サークル氷雨亭と申します。
【これまでの制作物】
和風伝奇スチームパンクTRPG『扶桑蒸奇譚』

【土-G024 】『帝都闇夜行』紹介その3
2017/11/29 2:12
ブログ

サークル氷雨亭の風雅宿です。
『帝都闇夜行』の追加クラスの紹介、今回は土蜘蛛についてご紹介をば。

土蜘蛛とは、『扶桑蒸奇譚』の世界で近年確認され始めたミュータントです。
わかりやすいもので言えば、肉体を獣や虫のソレに近いものへ変化させたり、そもそも人には存在しない第三の腕や目を出現させることができます。そういった剛的な変異の他にも、身体を紐状に変化させたり、内臓や骨格の位置や形状を変える柔的な変異を可能とする土蜘蛛も確認されています。身体的な性別を自由に変化させることすらできる個体も、稀にですが居るようです。
とまあ、彼らの突然変異は、概ね肉体的な変化・変形によるもの。それに伴い、身体能力自体も大きく向上するのがも、彼ら土蜘蛛の特徴の一つです。
例えば、腕力。土蜘蛛の子供が、そこらの男を腕相撲で軽くひねることなど、決してそう難しいことではありません。ましてや大人の土蜘蛛であれば、腕相撲した相手の骨をそのままへし折ってしまうでしょう。ほんのちょっぴり、力をこめただけで。

もちろん、肉体を自由に変化させ放題のやりたい放題……というわけではありません。というより、そんな風に自由に変異を操ることのできる土蜘蛛は、少数派でしょう。
肉体の変異を自分の意志では制御できない者、制御以前に常に変異が発現したままになってしまう者、変異の影響で精神に異常をきたす者――そういった土蜘蛛が、『扶桑蒸奇譚』の世界には溢れています。
そして何より。
土蜘蛛の変異が露見すれば、そいつはもう人ではなく異形の化物に過ぎません。石を投げられ、狩りたてられ、文明の日陰へと追いやられる存在です。殺されるだけならまだマシ、場合によっては怪しい実験の材料にでもされることでしょう。

まあ、首輪付きにする代わりに、とりあえず人として認めてくれる組織も一応ありますが。

最近確認されたものとは別に、古から変異の力を受け継いでいる者たちも居るようです。
彼らと先述のミュータントの違いはわかっていませんが、とりあえずは土蜘蛛という呼称で一括りにされているのが現状です。


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