遊験工房

個人サークル「遊験工房」です。
アナログゲームで得られる体験が人生を豊かにしてくれる、という想いから、「遊びの体験=遊験」を創り出す場所という意味をサークル名に込めました。
2020秋両日ト17「ファフニールの呪宝」

【ドライヴォルテの後継者】ゲーム紹介③~秘術~
2019/4/19 1:07
ブログ

遊験工房のターキーです。

「ドライヴォルテの後継者」のゲーム内容の紹介も今回で最後になります。
最後に紹介するのは、魔術師達がそれぞれ隠し持つ切り札である「秘術」についてです。

前回記事:【ドライヴォルテの後継者】ゲーム紹介①~ドライヴォルテの魔術とは~

前回記事:【ドライヴォルテの後継者】ゲーム紹介②~残留魔力と増幅~

 

●秘術とは


秘術はドライヴォルテの魔術を弟子達がそれぞれ独自に発展させた強力なスペルです。
ゲーム開始時、各プレイヤーには呪文カードの手札とは別にそれぞれ一枚ずつ秘術カードが配られ、
呪文カードを使用する代わりに秘術カードのスペルを発動することができます。

秘術カードのスペルは一枚で属性・対象・魔力量(ダメージ)の全てが中位呪文以上の性能を持っているだけでなく、
通常の呪文カードにはない特殊効果を持っています。
ただし、秘術カードの呪文を他の呪文と組み替えてスペルを発動することはできません。

なお、秘術は通常の呪文カードによるスペルと同じように、その属性に応じて防御や増幅が可能です。

 

●秘術の紹介


秘術は火・水・雷・風・闇・光の各属性全6種類があります。
今回は折角なので全ての秘術をご紹介します。

・火の秘術


火の秘術は1人に3ダメージを与えた上、さらに手札を捨てさせる追加効果を持っています。
このゲームにおいて手札の枚数は防御力に直結するため、使用すれば相手の防御能力を大きく削ることができます。

 

・水の秘術


水の秘術は1人に3ダメージを与え、自分のライフを3点回復することができます。
「ライフが0になる=脱落」のバトルロイヤルゲームですので、その強さは説明不要かと思います。

 

・風の秘術


風の秘術は火・水の秘術と同様1人に3ダメージを与え、追加効果では呪文カードを2枚引くことができます。
秘術カードの使用時は手札の呪文カードを使用しないので、最初のドローと合わせてその手番で手札が3枚増えることになり一気に態勢を整えることが可能です。

 

・雷の秘術


雷の秘術は火・水・風の秘術と違い、対象が全体の3ダメージになります。
追加効果は防御時に軽減できるダメージが呪文カード1枚につき1になるというもので、残留魔力による増幅と合わせることでより凶悪な強さを発揮します。

 

・闇の秘術


闇の秘術は自分に2ダメージの反動がある代わりに、1人に5点もの高ダメージを与えられます。
他の秘術と違いプラスの特殊効果はありませんが、闇属性は光属性でしか防御できないため純粋な強さを持っています。

 

・光の秘術


光の秘術のみ使用タイミングが特殊で、他のプレイヤーからの攻撃を受けた際に呪文カードでの防御の代わりに発動することができます。
効果は攻撃を無効化しそのダメージの半分を反射するというもので、例えば5ダメージの攻撃に対して3ダメージを反射することができます。
強力なスペルを受けた際の防御手段を、属性と呪文カードの引きに関係なく持てるのが大きな強みです。

 

●使用済みの秘術の扱い


使用済みの秘術カードは、通常の呪文カードと同様に残留魔力として場に残り、次の手番(光の秘術の場合はさらにその次の手番)で捨て札になります。
そして捨て札は、山札がなくなるとシャッフルされて新たな山札となります。
すなわち、山札の再構築後は誰かの使用済みの秘術カードをドローすることがあり得ます。

ドローした秘術カードは、通常の呪文カードと同様に手札になります(初期配布の秘術と違い、上限7枚のカウントに入ります)。
そして、その秘術が当初自分に配られたものとは別の秘術だったとしても、ドローした秘術を使用可能になります。

プレイヤーはそれぞれがドライヴォルテの魔術の師範代であり、各々が隠匿して練り上げてきた秘術も一度見せてしまえばたちまちに使いこなされてしまうのです。

 

 

以上で、「ドライヴォルテの後継者」のゲーム内容の紹介は終わりです。

今後幾つかの試遊イベントへの出展と、ゲームマーケット当日は試遊スペース一体型での出展を予定していますので、
是非実際に遊んでみていただければと思います。